物忘れがあっても大丈夫っ言える地域を作りたかったんやわ、そういえば。

最近物忘れが目立ち、薬が無くなったと予約日より早くやってくる患者さんがいる。

インスリン使っているからあんまり自由に使用されるのも危ない。

けど、本人にそんな意識はあまり感じられない。

血糖計測器の針やチップをそうそう取りに来られても、うちは困る。

地域の公的支援者はまだいないみたい。

でも誰か音頭を取り始めないと、、。

地域包括に勤めていた頃は、この段階で診療所さんから連絡もらえていた。

今の地域では、できるのかもしれないけど、なんかやりにくい。感覚的にやりにくい。まだそこまで病院と連携が取れていない気がする。恥ずかしい話だけど。

うちの地域連携の部署にお願いしたらいいのだろうか、なんて考えながら、上司に依頼されたこともあるし、もう少し手がけようと、認知症ケアに詳しい訪問看護師さんに相談し、ケアの一通りの流れを考えてみる。

結論、やっぱり本人を突破口にしよう。そのためには、本人と話をして、現状をどう思うのか、疾患が進行した時に高確率で予想される、この人の生活に支障をきたすであろうことを、一緒にどんな手立てを考えるか、そんなあたりから本人の持っている力や、望む暮らしにそって支援を作っていこうとぼんやりながらも方向を定めた。

組織を動かし、ケアを行う。苦手だけど、ケアを確立するためには必要なこと。1人が動けばいいというものではない。

あ、以前は組織のこと考えられてなかったから、少しは賢くなったのかなあと、動きの重さを感じながら、考えてみた。

地域と病院とどちらもスイスイ出入りし、支援を行いながらシステムも作っていく。どちらの立場の言葉もわかる、そんな職員になりたいなぁと思っていたことを思い出した。

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