初春の稜線歩き ぐるり一周 穴裏峠〜親不知

湧いて出た有給休暇。

山に関することしようと思い、だいぶん前から気になってた稜線を歩くことに決めました。約束していた人は今は来れません。

しゃあなしの単独行です。

場所はこの辺り

豊富用水池に駐車し、地形図片手に尾根を登ります。沢の音は春の音。ミツマタも咲いています。

1時間後、狙いの稜線に出ました。

遠くから見ると、綺麗な線がなだらかで歩きやすそうだなぁと思っていましたが、予想通り。

時々踏み跡は不明瞭ながら、明るい道が続きます。道はふかふか。

時々見える町や、開けた場所に、あぁ、ここ見て欲しいなあと思いながら歩きます。

大木に抱きつき話しかけながら進みます。

鹿が逃げ出す足音がします。

休憩中近くにいた鳥のさえずりを真似すると、近づいてきて姿を見せてくれました。複雑な鳴き方をされると真似できなくなり、すると鳥は離れていきました。

人には聞かせられない変な歌も出てきます。

そうこうしていると、目指していた親不知に。花粉のせいか霞んでましたが、丹波市方面の眺めがよかったです。

クッキーを食べ下山。

斜面を落ちれば用水池に近いのですが、等高線の詰まり具合から楽しくなさそう。

地形図にはスタート地点までなだらかな尾根が続いています。破線はありません。残り時間は1時間半ほど。

尾根を行くことにしました。

地形図通りなだらかですが、1/5ほど下ると、そこからは道が不明瞭。踏み跡は無く、獣道のような所がたくさん出てきました。

偽ピークのような所で、現在地が分かりにくくなり、間違えた尾根に降りないよう注意します。何度もコンパスで方向を確認。

それでも一度だけ藪を抜けた後尾根を誤り、用水池に注ぐ沢に降りそうになりました。周りの地形を見て気づきルートを戻します。

道のない山を、地図とコンパスと地形を見ながら進むのは頭をいっぱい使い、それこそ少し命を賭けているので不足するものの充実感があります。

そんなこんなをしていると、思い通りのところに下りてきました。

4時間の小旅行。午前中は森林セラピーの勉強してたので、なんだか山の修学旅行に行ったみたいです。

次はあの素敵な景色を、案内しながら行ってみたいなあと思いました。

花粉で目が腫れぼったい気がします。

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