山になるということ

山になるということは

もしかしたら

求めないということなのかもしれない

自然は、山は、私に何も求めてこない。

ただあるだけ。

そこに私が行って、行かせてもらって、好き勝手思ってる、やってるだけ。

何を思おうともしようとも、応えてはくれない。ただ受け取るだけ。

人の思惑なんてつゆ知らず。時には人の命も奪ってしまう。

人とのコミュニケーションとは違うもの。

これを人にされるとただ悲しいだけなんだけど、山になるということは、こういうことなのかもしれない。

と、そばがきを食べに行ったお蕎麦やさんに置いてある、

求めない

という本を読んで思った。

今日は山に行った。辛くならないように自分なりに頑張った。

疎外感を全身に感じて帰ってきたのだが、山のせいではなく人のせい、さらには自分のせいだった。

山になるのはこらまた遠い道のりである。

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