歓迎された低気圧の中 氷ノ山へ行ってきました。

確か今日は休みやったなぁと思いながら、朝は5時に早起き。

会社に出す書類を仕上げ、提出日が今日だったので、出勤やっても間に合う時間にとりあえず会社に。

車には出社用の荷物と、山の荷物を載せて。

もし山に行けるなら、気圧の谷が通過する今日は、天気下り坂の予報。こんな時は、悪天候を体験すべく、なるべく雨風の強そうな高い山へ。

立って居られない風ってどんなやろ?BB弾の様な雨ってどんなやろ?

勤務表は休みでした。

ということで、兵庫県最高峰の氷ノ山へ行ってきました。

ただ登って終わりでは何にもならないので、一人だし、トレーニングをしようと思い、東尾登山口から鉢伏山へ行く計画にしました。

車を福定親水公園に停め、

10:00出発です。

舗装路を軽めに走り、ザックのバランスや、靴紐の締め付け具合を確認します。

10:20登山口。いい感じにビュービュー風が吹いてますが、木立の中は平和そのもの。山菜採りの県外の方が2組ほどおられました。

山頂手前までは、千年杉やら、笹やらで風が当たらず肩透かしをくらった感じでした。

山頂11:40。

もちろんガスで春の景色はありませんが、ハナから期待してません。下から見た時すでに山頂はガスの中でした。

そして、山頂小屋周囲は草木がなく、体験したかった強風です。吊るしたタオルが真横になびく位の風です。しかしまだ物足りません。立って歩けます。

そんなに疲れてませんでしたが、中に入って小休憩しました。

入り口扉を閉めたのに風が吹くなあと思ったら、窓が割れてました。

下りはまた風が当たらず、道も乾いており快適でしたが、久々に右足首を捻挫しました。脚の運びの意識がお留守になってたことを反省し、進みます。

氷ノ山越避難小屋では地図を確認し、補給を摂りました。

こんな新緑トンネルを抜け

長めの休憩を取ろうと、太平頭避難小屋に着いたのは13:00。

湯を沸かしコーヒーを飲み、30分の休憩を取りました。

小屋が風で揺れ、段々風が強くなってきているのが分かりました。

雨はまだでした。

動くと長そで一枚。休憩時に薄いウインドシェル追加がちょうどいい気温でした。

太平頭を過ぎると、鉢伏のゲレンデが現れました。途端に風を遮るものが無くなり、期待通りの風が吹き荒れていました。

ゲレンデ斜面を吹き上がる風はだいぶ強く、体を風上に傾けながら走らなければなりませんでした。

いい感じでした。

山頂からだいぶ下がっているので、麓の町や、鉢伏山が見渡せました。

風上には雨雲が見えており、もう暫くで雨も期待できそうでした。

さらに風が強まり、鉢伏山に登る階段あたりでは、飛ばされないように何度か屈み込みました。

伏せた地面が温かくお昼寝したくなりましたが、行倒れみたいなので止めました。

帽子は飛ばされないようにザックにしまい、よろめきながら、風が弱まる数秒で小走りして進みました。

身体はほぼ風上側に力を入れて脚だけ前に進める感覚でした。

かけていた眼鏡が飛ばされそうになったので、帽子に次いで、眼鏡も外しました。風で涙が出るので、眼鏡なしでもとりあえず足元が見えました。

鉢伏山直下の登りに入るところで雨も降り始めたので、風の弱い場所でカッパを着ました。

多分この辺り。

着替え中風で荷物が飛ばされないように、地面に荷物を下ろすときも慎重に下ろします。

このあたりも、強風を体験しないと分からないものです。

こんな風の中、登山道のど真ん中に丸々太ったマムシが鎮座していました。石を投げても動かないのに、あっち行け!って言ったら、避けてくれました。フードを被るとメガネ復活。

そして着きました。鉢伏山。

2年前は時間不足で来れなかった所です。

写真ではガスってるだけですが、ストックを紐で吊るすと45度くらい横に向く位の風です。

雨は僅かで、BB弾は体験できませんでした。

あとは下りのみ。というところで気が抜けたのか、なんでもないところでまた右足首をひねってしまいました。

ちょっと自分に腹が立ちました。また脚の運びをおろそかにしていました。痛い体験学習でした。

やがて登山道は終わり、氷ノ山瀞川林道に合流しました。そこでカッパを脱ぎ、捻った足首を観察し、あとはひたすら舗装路を走りながら、福定親水公園を目指しました。

帰ってきたのは15:30。

下山報告をして、駐車場横の川土手で、車に置き忘れていた弁当を食べ(保冷剤付けていてよかった)

帰路につきました。

また悪天候登山やってみます。暴風雨の中地図を読むとか、靴の中雨でグチャグチャで、足先のケアしながら長く走るとか、死なないように知った山から。

そういえば、懸崖?崖懸?の滝とやらが呼んでいました。

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