昔、家族で寅さんを見て、
自由に定職を持たず旅に暮らす姿に
「いいなぁ、こんな大人になりたいなあ」
って呟いたら、
「何言ってんの!こんな大人になったらダメだよっていってるのよ!」
って真っ向否定されたことを思い出した。
あぁ、そうなのか、ダメな大人の見本なのかって無理に理解しようと、その時はしたのだと思う。
でも今になって思うのは、自由、
痛みを伴っても、寂しさがあったとしても
ぼくは自由にあることに惹かれる性格なんだということである。
けれども、気がついたら全く自由に、というわけにはいかなくなっていた。
けど、この何にも繋がらない全くの自由は本当に自由なのか、それも分からない。
自由を履き違えるなっ!って言っていた先生の言葉も思い出される。
今ある環境を受け入れながらも、自由であることで何を得たいのか、達成したいのか、本当に望んでいることは何なのか、どうやったらそれができるのか、今与えられた課題とともに、考えようと思う。