里山徘徊、篠ヶ峰まで。

12/8日曜日、村のゴミ拾いと公民館掃除を済ませ、家族は出かけるというので、またまた山へ行ってきました。

何となくガソリンを使いたくない気分だったので、近くの山から尾根道を繋いで、丹波市で二番目?に高い篠ヶ峰まで行ってみる事にしました。

マイナー過ぎて国土地理院の地図には破線すら入っていません。

5、6年前に歩いたことのある道でしたがいい具合に記憶が抜けており、新鮮さを持って歩けると期待して向かいました。

13:30 鹿柵を開け入山。

夏場なら蚊やヒルやダニの多い登山口も、冬は抵抗感なく入っていけます。

450mの標高差を始めの三角点まで一気に登り上げました。これは荷物を重たくすればアルプス縦走のトレーニングに十分なり得る標高差だなと思いながら歩きます。

今回は12Lのトレランザックに、水1リットル、コッヘルとバーナー、雨具上下、救急セット、防寒着とポケットラジオを入れて登っています。

斜度はこんな具合。

来し方を振り返ると

天気は薄曇りでやや肌寒く、負荷の高い登りですが程よい暑さです。

時折、国道を通る大型車の通過音や工事現場の音が聞こえます。

木々の間から見える隣の尾根や遠くの山に、自分が山の中に、1人いることを染み入るように感じます。この感覚が心地よいのです。

見上げると周りが明るくなり、始めのピークが見えてきました。

お昼ご飯には少し早かったので休まずに進むことにしました。

その先は小さなアップダウンを繰り返し、先週木曜日の山の疲労の残りも引っ張りながら進みます。

以前歩いた時より倒木が多く、走るにはやや不向きな印象でした。

気持ちよく歩いた先に、地形図的に特徴のある分岐点まで来たので、お昼ご飯にしました。

今日はリフィルのどん兵衛に、家にあったシーチキンをトッピング。湯が沸くまでの間にクラッカーをいただきます。20分ほどの休憩をはさみ再出発です。

と、ここで小雨が降ってきました。レインを着るかどうか迷う雨足でしたが、ラジオからは一時的な雨と聞こえたので着ずに進むことにしました。

重大な結果に至る前に引き返すことのできる低山で、このレインを着る着ないの小さな判断を繰り返すこともトレーニングになると思っています。

続いて訪れた二番目の三角点では、向かう山頂にコンパスを合わせたために降りる尾根を一つ誤りかけましたが、地形的におかしな事に気がつき、迂回するような形でついていた正しいルートにすぐに復帰することができました。

この正しいルートが中々曲者で、イバラだらけで進むのに苦労し、服に穴が空く前に途中から尾根を少し外し、植生の薄い場所を進みました。

篠ヶ峰に着いたのは17時。スタートして3:30経過していました。

篠ヶ峰頂上には、隣町から舗装路が伸びてきていますが、そこを下ると自宅まで20km近いロードランが漏れなく付いてきます。

そこで、辺りは暗くなりかけてましたが、地形図を見て、下山最短ルートを行く事にしました。この山の規模なら、今から通ろうとしているルートは地図を見てもそうですし、ロープが無いと下れないような崖や滝は無さそうです。コンパスで下山ポイントに角度を合わせ進みました。

ガレガレの岩場を下っていると、ピンクテープが所々に巻かれていました。恐らく同じように最短ルートを行き来する人がいたのでしょう。ライトの明かりでガンガン下って行きました。

気をつけなければいけなかったのは、この下りには鋭い棘の生えた木が多く、支えに掴む前に一々確認しなければならなかった点でした。

何度か渡渉を繰り返し、思いの外綺麗な水に感動しつつ、無事破線の付いている林道まで辿り着きました。

林道を下り着ると神社があり

そこからはゴルフ場脇の舗装林道を走り娘の「とうちゃんまだか?」メールに返信しつつ帰宅しました。

帰宅したらズボンと靴が泥々でした。

こんな日常の延長にあるような、派手さの無い登山がお気に入りです。

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