冬に逆戻り、仙人ハイクの道を逆縦走

2月は休日に研修が続いていたので、山行き用に平日有給を取っておりました。

今日は1人だったことと、新たに登山アイテムに加わったアルトラのローンピーク4.5とザイゴス4.0を使用したかったので、トレイルランニングに出かけました。

ソロだったので、デポができずオール自脚の行程でした。

近くの山を地形図を眺め、笠形山から千ヶ峰までの縦走コースに決めました。過去には仙人ハイクというイベントの行われていたコースです。

9時半に神河町にあるグリーンエコー笠形の駐車場を出発しました。

このコースは序盤には氷瀑で有名な扁妙の滝の他にいくつか滝があるコースです。暖冬のため凍ってはおらず、最近の雨のおかげで水が多く、ごうごうと美しく落ちておりました。

いろんな思い出の入り混じる景色でした。

滝見台へ向かう60段の鉄階段を登り、扁妙の滝さんを上からも眺め、次に笠形山頂上を目指しました。

下からは見えない上部も見えました。

時々弱くあられかが降ってましたが、ウィンドシェルの上を滑り落ちるため、濡れを気にすることなく登れました。

笠形山に向かうまでの登山道は歩きやすく快適で、沢音がよく聞こえ、無名の優しい雰囲気の滝もあり気に入りました。

10時45分に笠形山へ到着しました。遠くに瀬戸内海が見えていました。山頂は風がやや強く、身体が冷えるため長居は無用と思い、1回目の補給をして次の山に向かいました。

遠くには神戸、大阪が見えていました。

笠形山を下っていくと龍の背?という岩場を通過しました。そこを通過した後、さらに尾根沿に下らなければならないところを、うっかり斜面を下る登山道に進んでしまいました。

地形図で確認すると間違えた道を下り切ると林道があり、その林道は通過予定の登山道と合流するのでそちらを行ってもよかったのですが、きっと狙った道を進まないと後悔すると思い、登り返して正規ルートで行くことにしました。10分ほど下ったぶんの登り返しは心身ともに疲れましたが、よい体験でした。

登り返すと見落としていた分岐点があり、本来行く道には枝で通せんぼがしてありました。

それを乗り越え本来のコースを進み、次に訪れたのは入相山でした。

入相山では本日2回目の補給をしました。この日は地図3枚分のコースだったので、感覚として1ページにジェル一つの補給でいけると思い準備していました。あと1つしか補給がない不安がありましたが、TJARで補給が残り少ない状況になったと仮定して動くことにしました。

そもそもTJARに出るには補給をギリギリでマネジメントしているようでは失格かもしれないなぁなどと考えてました。

松か井の水で有名な高坂峠を超え、300mの登りを頑張って頑張って登った先は飯森山でした。この飯森山への登りが本日の疲労坂No. 1でした。

頑張りとは関係なくあっさりとした山頂。景色は吹雪により閉ざされていました。

ここで最後の補給をしようかと思いましたが、まだ二個目の補給の分で動けそうだったので、節約を意識してもう少し先で食べることにしました。

200mほど下り、さて登り返そうかという時、体幹に力が入りにくいことに気がつきました。寒さを強めに感じ、エネルギー切れが近いことわ感じました。流石にまずいと思い、ペースを落としましたがそれでは追いつかず、最後の補給をしました。

30分ほど経つと力が入るようになり、稜線に上がってきましたが寒さを弱く感じられ安心して進むことができるようになりました。

チラリと千ヶ峰も見えたのでテンションも上がりました。

14時45分千ヶ峰に到着しました。行動だけでなく、寒さに対し体温を上げるのにカロリーを使っていたからでしょうかお腹が空いていました。補給想定の失敗でした。であってもあとは下るだけだったのでなんとかなったと思っていました。

写真では伝わりにくいのですが、寒波の影響であられの舞う冷えた山頂です。

ところが、山頂におられた方に「チョコレート要る?」と尋ねられた時に即答でいただいていました。

貪るようにいただきました。エネルギー切れを脳はストレスに感じていたのでしょう。

先に下山されたこの方は、お母さまの命日を記念しての登山でした。

数日分のチョコレートを食べ反動でエネルギーが出なくなるのではと心配しながら私も石風呂コースで下りることにしました。

フカフカの杉林の中を駆け下り、15時15分麓にたどり着きました。

コンクリ舗装と砂利の林道を走り、集落に到着しました。

そこからはロードをただただ南下し、同時刻に走っていたコミニティバスへの乗車誘惑に耐え、17時17分、スタート地点のグリーンエコー笠形に戻ってきました。

休日を有効に使った山トレーニングでした。

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