沢登りや源流釣りに行くと、時々ポイ捨てされたビールの空き缶を目にする。
滅多に人の来る所ではなく、山仕事か私と同じことをしている人が入っていると思われる所。らへん。
たまたまかしらないけど、かなりの確率、体感的には9割、それはアサヒスーパードライの空き缶である。たまたまかしらんけど。関西限定かもしれんけど。
そして、大体が人為的に潰されている。捻ったり押し潰したりして。
ポイ捨てする人には、何か欠如するものがあるのだろうけど、こんな山奥の大自然の中に来てそこでポイ捨てする人は、もっと大きな欠如がありそうである。そして、そんな人が選ぶビールはなぜかアサヒスーパードライ。
そこにはどんな関係があるのだろうか。
わずかに罪悪感を持ち合わせているのか、ご丁寧に潰してあるのがかえって気持ち悪い。
とっても暇になったら、空き缶一つ一つ写真を撮って統計を取り発表してもいいかなあ、なんて歩き疲れた夜にぼんやり思う。
