右俣は鱒沢 左俣は岩魚沢

週末は沢暮らしをすべく、沢泊まりと源流釣りの用意をして出かけました。

難無くたどり着いた滝前で昼ごはんを食べ、湯沸かしの間に釣り糸を垂らすとアタリがあり、幸先良いなあと滝上の流れを想像しながら、食後にすぐ高巻きを開始。

巻の途中に、獣臭漂う熊の寝床を見つけ、熊除けに発声しながら先を進む。

竿を出すのはまだ先と遡行してたらまた滝が。補助ロープで登るには手強く、地形図眺めてまた高巻に。標高上げるとまたさらに滝が見え巻を継続することに。大小合わせて予想以上の滝出現率。

ようやく竿を出したらすぐにアタリはあったが、いつもと様子が違う。サイズの割にやたら引く。魚の色が明るい。

で、釣り上げると、鱒!虹鱒である。

水中でも、地面に上げてもビチビチビチビチ。細かくビチビチ。持つとマッチョ。まだまだビチビチ。

岩魚のような潔さが感じられず、やや嫌いに。いや、だいぶん嫌いに。バラしても何度も食いにくる食い意地にまた辟易。

何度釣っても鱒しか釣れない。どうやら岩魚は駆逐されたようだ。師匠曰く、山師が放したらしい。釣る気がだいぶん減衰し、夕飯分釣って納竿。

3時ごろだったが泊地を見つけ、焚火夕飯時間に。鱒はしっかり塩を振り遠火の強火で塩焼きに。悔しいかな味はよかった。

お酒をいつもより大目に飲んで9時就寝。

夜中の1時にテント付近でムカデのような足音がして目覚めたが、気のせいだつたのでそのまま4時までぐっすり。山では早寝早起き楽勝。

行程は長くないからゆっくり火を起こし直し、朝ごはんを食べ6時に再出発。

左俣の滝があると思われるところより少し上流まで尾根を進み、入渓して最溯上。

この沢、岩魚の天国でした。昨日ここに泊まったら良かったなあなんて言いながら釣り上がる。ブドア虫が無くなったが、師匠の獲る川虫やこおろぎを餌によく釣れた。かなり小さな川虫でも釣れた。

2人合わせて塩焼きサイズが11本、尺の刺身サイズが2本。大きいのはさすが全部師匠の釣果。

ライントラブルが何度かあったので反省点がいくつか残る。

左俣を上り詰める前に納竿。岩魚を捌いて、沢水を氷替わりジップロックに入れ、熊笹を抗菌剤にして保冷バッグに詰め下山。下山道は恐れていた藪漕ぎは無く、釣れた魚の重みで肩が凝ったものの、ふかふかで癒しの山道でした。

源流で岩魚釣って、焚火しながらお酒飲んでテン泊して遊びたい人、なかなかおってないなぁ、どうしたら見つかるんやろ、どうやって声かけたらいいのかなぁ?なんて師匠言いながら車を置いたところまで。

梅雨前の緑あふれる週末源流暮らしでした。

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