「名付けとは、存在を認めること。存在を認められること。」
自分の中にあった何とも言えないできごと、気持ちに、
大変なところにいたんだねって
大変なことだったって言ってもらえて、それに名前をつけてもらえて
あぁ、大変だったんだ、ほんと大変だったんだって瞬時に思えて、なんで大変だって思えなかったんだろうって、この人は心から信じられるって思えて、
自分の存在が初めて認められた気がして、この人のために生きていく自分が欲しいって思えて、
嬉しくて幸せだったんだと思った。
今は存在なんてしてなくて、ただただ餌を食べるように毎日を過ごしている。味変しながら。