土曜日の予定は丹波の山を朝から晩まで縦走することだった。しかし前夜はボルダリングの疲れから、家にたどり着く前に駐車場の車内で眠ってしまい、寝不足となっていた。
そのため出発が遅くなり、家を出たのは10時頃だった。
今回登山道があるのは半分くらいで、後はどんなところかわからない状況だった。地形図とコンパスGPSを使い、確認しながら進むため時間がかかりそうなので、目的地を少し近くに修正し、向山から金山へ行程を短縮した。
まず登山口から探しから始まった。場所は氷上町福田の山の中。石戸山稜線の登山道に出るための登りやすそうな場所を、地形と地形図から見つけ取り付いた。
目星をつけた谷を詰めると先週通ったばかりの稜線の道に出た。予想通りにいくと嬉しいものである。谷筋に道は無いが途中小さな石碑が立っており、昔の人もここを通ったかと思うと読図にも安心が加わった。
境界を示すもの?
そこから悠遊の森と森公苑の分岐まで小走りに進んだ。
分岐で小休止し、補給と地図確認。
ここで今回の食糧を紹介。水1.5L、ミックスナッツとレーズンが補給食、昼ごはんにチーズ入りポテチラーメンと夕飯の残りラタトゥーユ、予備食にビバークレーション、メダリストジェル2本。以上。
分岐から先は昨年の春にコース整備していたが、倒木、イノシシの掘り返しで少し荒れていた。目印となる県道を横切ったのは12時頃。
Google mapのナビで普通に案内される県道。険悪で、オフロードバイクくらいしか通れない。
そこから登りかえす途中で昼ごはん。目の前にリス。
次の分岐はコンパスを使用し、下る方向を決定。だらっとしたピークからの下り、見通しは悪く、里山の難しさを体感。次に行く山の見えた南へ176度方向にコンパスを合わせ下った。
紫の菱形マークから南下。
ヒムロやクロマツの藪を掻き分け進んだ先に標高313.3m三角点。三角点には興味がないと言う人の事を思い出しながら写真撮影。
健気な姿。
ここから峠までの下りは道跡が薄らとも無く、服の破れを気にしながら滑り落ちつつ藪漕ぎ。夏には絶対来たくない道、道というか斜面。そして奥野々峠の旧道に出た。
子どもの頃は車で通れていた道です。
そこからの登り返しは本日の最疲労ポイントで、標高409mの山頂まで我慢の登りだった。
その先は小さなアップダウンの繰り返しで、時折り木々の間に見える街の形や山容から現在地を探し進んだ。勿論三角点を写真に収めながら。
464.8m
501.4m。隠れてた。
過去には、稜線を挟んで繋がる二つの町が、交流イベントを行っていた名残りを発見。
市政発足時のものでしょう。
ゴールまではあと少し。
目的地間近で道を誤り、遠回りをしましたが、知らなかった古い井戸を見つけたのでお得感がありました。この山の間に何度か濾過したら飲めそうな水を発見したのも収穫でした。
17:25目的地、日没間際の鬼の架け橋、そして金山へ到着。陽が落ち気温は下がり、手足が冷たくなってきたので早々に下山。
金山から自宅まではヘッドランプをつけ、ランニング。2:30で自宅に到着しました。コンビニの誘惑に負けなかったが、小さい頃からの思い出が伴う反則技に負け鯛焼きを補給しました。袋無しでくださいと伝えると、お釣り置きの上に放流されかけましたが、間一髪手で受け止めました。
駅舎で荷物を整理し、水をボトルに詰め直し
滋賀県に大雪警報と知る。
前を見ずに歩道を走ってくる学生に注意しながら、走り続けて帰宅。
お腹いっぱい、10時間フル活用の土曜日。
風呂上がり、娘の一回100円、ハムスト、臀部踏み付けマッサージが最高でした。