Lunar solo で自宅テント泊

家族が早めの春休みで海の向こうへ出かけました。

解放感に動かされて、しばらくテント泊生活をしてみようと思い、仕事から帰って中庭にテントを建てました。

ルナーソロ ちょっと重たいLEの方

エアマット膨らませて寝袋を持ち込み、遠くの車の走行音を聞きながら就寝。

朝は近所の鶏の声で目が覚めました。

気温は2℃。足先が少し冷たいです。

山水を自作アルコールストーブで沸かしてコーヒーをいれました。コーヒーを冷ます間にその日の飲み水も沸かし、幕内の朝を愉しみました。土間があるって素晴らしいことです。

火力に振ったストーブは早く沸きます

今日の天気は晴れ。日照時間が短めの中庭なので、一日テントを建てたまま出勤しようと思います。

野宿についてつい力説

娘がアルプスに行きたいと言っている。

テント泊するつもりもあるらしい。

しかし、外で泊まることが怖いそうだ。

なら家の庭で練習して、少しずつ慣れていけばいいね、なんて話をしていた。

穏やかな夕食後の食卓である。

庭先で寝る話から、つい外で寝る楽しさや良さを娘に力説してしまった。

地球を!この世界で最大に安定しているこの地面を背にして、抜群の安定感の中眠ることの愉快さを語ってしまった。

趣味の欄に野宿って書ける!とまで言ってしまった。

さすがに娘も引いていた。その他大勢の人に話した時と似た反応が返ってきた。

また重たい気持ちを思い出してしまった。

目を輝かせて、明るく笑いながら聞いてくれる人がいない。

とりあえず庭タープ泊やってみよう。

TJAR中央アルプスコースを辿る

9月14日土曜日、これ以上ないくらい晴天の中長野県木祖村にある藪原駅を9時に出発し、まずは木曽駒ケ岳へ向かいました。出発地を藪原にしたのは、レース中のチェックポイントだからです。選手のオアシス、スーパーまるとが近くにあることも確認しておきました。

(駒ヶ根に駐車しておけば下山後の着替えを持たなくてよかったのですが、寝坊したので予定の電車に間に合わず、車は塩尻駅周辺に駐車しました。そのために、汗まみれの服で電車に乗るわけにはいかず、ザックを軽くしたいけど着替えもわざわざ持って行くことにしました)

国道19号を南下し、報告書でたびたび目にする2つのセブンイレブンを確認しながら、道の駅手前の交差点を左折して、駒ヶ岳別荘地の中の舗装路を登山口まで歩きました。ここは走り続けるには斜度がきつく、走れるくらいでないと参加できないのかなあとか、別荘欲しいなあなどと考えていました。

標高がすでに1000m位で気温が低く、初秋の風が吹く気持ちのよい道でした。集落内の水路に岩魚らしき魚がおり、環境の良さを感じました。近くの釣り堀から逃げたものかもしれません。

あちこち見ながら気を紛らわせ歩くこと70分。登山口に到着しました。

途中に水場があったようですがわからず、次の水場”力水”に期待し進むことにしました。

今日は早めにストックも出しています。ストックを出す時のイメージは、早月尾根に入る望月選手です。

ここからコースタイム60分の林道だったのですが、想像以上に斜度があり、脚がキツイと言っているのがよく分かりました。

普段からこんな序盤でキツさを感じる事はなく、扁桃が腫れてるから?寝不足?一昨日のジョグで疲れてる?と色んな理由を考えますがどれもしっくりきません。

原因わからぬまま、4.5号目の力水まで歩きました。

水は湧いており、備え付けのカップで1L補給しました。

水を入れたプラティパスから離れた体に冷気が伝わってくる程冷たい水で気分一新したところで、キツさの原因を考え杖をやめてみたところ、あら不思議。登りやすく、脚のキツさも減りました。歩き易さを目的にした杖が、却って足を引っ張っていたようです。

杖を使いこなせる筋力などが不足しているのかもしれません。鍛えます。

さて、この日歩いたのは、福島Bコースという長ーい道でした。そしてずーっと樹林帯。森林限界が来る頃はガスで景色ゼロ。

考えることも無くなり、途中生えている野生のブルーベリーを食べながらもくもくと登り続けました。

北アルプスを越えてきてこれかと思うと、選手の強さにただただ驚くばかりです。

チングルマの花が少し癒しを与えてくれます。

稜線に出たのは14:50頃。晴天が待ってくれていました。登山口から3:25かかりました。

木曽駒ケ岳は宝剣岳に気を取られて登る気力が湧かず、トラバース道でパスしました。沢山の人が来られており、人気のある山であることを感じました。(帰宅して報告書見ると、木曽駒ケ岳はチェックポイントでした(゚o゚;;)気をつけなきゃ)

チェックポイントである宝剣岳は通過必須なのですが、その前にもう一つ行きたい所がありました。

それは宝剣山荘です。宝剣山荘の食事が食べたかったのです。行動食ばかりでお腹が空いていました。

カレーの胃袋を用意して、扉を開けると壁のメニューにはカレーの文字が!しかしその下に食堂メニューは14時まで、と書かれていました。

受付のお兄さんは私の雰囲気を察したのか、帳面をつけながら、食事の提供は終わってますよーと一言。

仕方なく、パン2つにポリッピーとグレープジュースと水を買い、NHKの映像で見たことのある小屋の中をキョロキョロしながらパンをかじりました。

ここでもゆっくりし過ぎないようにして、カレーは14時までと強くインプットし、次なる宝剣岳へ向かいました。

が、その登りのしんどいこと。脚は進みますが力強さや軽やかさが足りません。始めの林道のダメージがまだ残っていました。

石田賢生選手の呼吸の話を思い出し、腹式呼吸をしながら登り切りました。

15:50 宝剣岳山頂です。

絶景の雲海を写真に収め、次の目的地、檜尾岳に向かう準備をしました。

今回の山旅には地形図を8枚用意しており、地図内の山域が終わるタイミングで新しい地図に更新していました。晴れて風の弱い日は入れ替えがしやすいのですが、雨や風の強い時どうするか、考えなくてはなりません。一枚ずつパックした方がいいのでしょうか。とりあえず風が強くなる山頂での更新は控えた方がよさそうです。

16:20 2018年近内選手の地図吹っ飛びシーンを思い出しながら宝剣岳を後にしました。

途中、雲海に沈む太陽に感動しながら休憩も兼ねて登りで写真を撮りました。

この感動を伝えたい人の名前が頭の中に浮かんできます。

途中風が冷たくなってきたのでウィンドシェルを着て、ジップを上げ下げしながら体温調節しながら進みました。

18:15 檜尾岳に着いたのは、日が沈み西の空が青紫色になる頃でした。

先に進むか、すでにテントが何張りか見えている、物の怪の噂のある東側の避難小屋前でビバークをするか、長めの休憩を取りながらしばらく考えました。

少し前に左足を捻っていましたが軽症です。

左アキレス腱に靴擦れが生じていましたが、そのままなら痛みも問題なさそうです。むしろ止まってケアした方が痛みそうです。

疲労度としてはゆっくりなら進めそうです。

冷えてきましたがレインウェアを着れば進めそうな気温と風です。

ふと、TJARの参加要件を思い出しました。標高2000m以上の所で4時間以上のビバーク泊10回以上の経験回数ってあったような、、、と。

進むために着込んだレインパンツはそのままに、避難小屋へ向かうことにしました。

月が登り始めていました。

避難小屋に小さな明かりと、その遠く向こうに月の光。15夜のお月さまです。

砂地の平たい場所にストックシェルターを建て湯を沸かし、α米とフリーズドライのカレーを作り、靴擦れのケアをし、ササっと諸事を済ませ20時就寝、0時起床の出発としました。

ダウンを着て寝ましたが、足先の寒さに途中目を覚ましました。足先対策を講じる必要を肌で感じます。

再出発は真夜中でした。

月が明るく、ゆっくりやるならその灯りで撤収作業ができそうでした。

しかし、忘れる物によってはレース続行不可となる場合もあると考え、遊びはやめてヘッデンで照らしながら、ゴミを残してないか、忘れ物がないか泊地を確認するところまでを丁寧にやりました。この癖付けは大切な事だと思っています。

月明かりの中歩く稜線は、遠くの沢の音とさらに遠くの飛行機の音、風の音、そして自分の足音のみの何とも言えない面白い場所でした。

寝ると回復することを実感しながら、それでもやっぱり熊沢岳や東川岳の登りは脚にこたえるなあとぼやきつつ、木曽殿小屋を目指します。

東川岳登りの前に、銀色のサバイバルブランケットに包まれた人型の様な物が登山道から外れた場所にあり、遭難者が夜を明かしてるんだろうか?と思い、遠くから迷惑かもしれないと思ったが「大丈夫ですか?」と大きな声で尋ねました。

「大丈夫です」とすぐに返答があったので通過するとことにしました。ビバークする所としては良い所に見えました。

2:00 木曽殿小屋に到着です。

すぐさま水補給のために真っ暗な小屋のテラスを抜け、空っぽの1Lプラティパスとストック二本を持ち義仲の水を汲みに行きました。

小さな岩を乗り越える時に膝を擦り、新品ゴアのレインパンツに穴が開いてしまったのが残念でしたが、同時に疲労で注意力が低下し散漫と歩いていることに、気を引き締め直すいい機会でした。

水汲みの後は、風裏でマットを敷いて20分ほど仮眠をし、ゴジラの背中のように浮かび上がる空木岳の稜線を登り始めました。

何かの情報で偽ピークがあると知っていたので、目の前のピークを、「あれは偽物、あれは嘘」と呟きながら、偽物と判明した時のショックを和らげようとしましたが、やっぱりショックでした。

思わず笑ってしまうピークの波状アタックを楽しみつつ

3:40 空木岳到着です。岩岩のシルエットがとてもかっこいい山でした。

ここから長い下りです。朝の7時に駒ヶ根スキー場着を目指しているので空木岳頂上は早めに通り過ぎます。

ここまでの反省として、景色のいい所で休む時間が長くなっていることを思っていました。

出発準備の人で賑わうヒュッテのテラスを通り抜け、駒石(たぶん)にタッチし、空木平避難小屋に後髪を引かれつつ、平地と下りは小走りに先を急ぎます。

そうしているうちに夜が明けてきました。

残念ながら樹林帯に入っていたため日の出は見られませんでしたが、木立の間を射す朝日に朝を迎えた嬉しさを感じられ、心ばかりスピードを上げて進みました。

6:05 迷い尾根到着です。地形図にショートカットルートを書き込んでいましたが、正規のルートを通ってしまいました。

カバンを下ろし補給を摂って長めの休憩としました。この時点で7時に駒ヶ根駅は諦め、8時に駒ヶ根スキー場に下方修正します。

ここからの下りは気持ちのよい小道だったように思います。

すでに何名かの登山者とすれ違っています

洗顔した水場

MTBで下ったら気持ちよさそう

登山口近くで12年TJAR完走者の阪田さんが登って来られるのを見かけました。有名な山には有名な方がいるんだなぁとすこしテンションがあがりました。

そしてアウトドアショップKにたどり着いたのは8:35でした。

さらっとアウトドアショップKと書きましたが、TJAR報告書で何回も目にしたODSKってここか!って嬉しくて、思わず写真を撮ってしまいました。

その後は近くの芝生で道具を乾燥させ、10時に開店したこまくさの湯で汗を流し、わざわざ持ってきた服に着替え、駒ヶ根駅に向かいました。

長い間悩みの種だった右膝の痛みが出なかったことが嬉しかったです。

バスを探しましたが、ここから駅までも下見だなと思い直し歩くことにしました。

これもまた報告書で書かれているだろうすき家やドラッグストアを横目にカフェで朝ごはんを食べ帰宅の途につきました。

こまくさの湯では、後で調べて分かったのですが偶然にもTJARキャンプ後の方が入浴されており、憧れのロゴがくっついたザックをいくつか見かけました。

駅に向かう道の途中では男澤さんもおられて、こんにちはと挨拶をすることができました。

再来年はキャンプに是非参加してみたいです。

行かない、行ってはダメだと思っていたアルプスですが、確実に行動圏内になってきています。10月は4連休を申請し、北か南を行こうと思ってます。

今回の旅をTJARに繋げられるよう今後も試行錯誤していきます。

(気をつけるところ)

地図にCPなど大切な情報は書き込む。

休憩をコンパクトに。

ストックの使い方に慣れる。

登りに使う筋肉の持久力強化。

足先の冷え対策。

足先トラブルの早めの対処。

東海自然歩道トレイルマラニック1日目昼の部

なるべく1ヶ月に1トレイルレースと決めており、6月末か7月のレースを探していたところ、泊まりありのミニステージレースが開催されることを知りました。

それが東海自然歩道トレイルマラニックでした。

オフィシャルHPを見るとエントリークラス向きで、車で片道3時間程の場所で開催されており、予定も空いていたので、TJAR2022への第一歩と思い エントリーしました。寝袋とテントを持たないティピー泊の部と、全部背負うテントの部があり、迷うことなくテントの部を選びました。

交通手段は電車がオススメとありましたが、スタート(犬山)とゴール(定光寺)が異なる場所であり、スタートの犬山に車を停めた場合ゴール後2時間以上、電車に乗り、それも都会の名古屋に立ち寄り戻らなければなりません。

おじさんが、臭い服とカバンで電車は迷惑だと思ったので、車で行くことにしました。

その方が交通費もかかりませんでした。

駐車場は、高速インターから近く、名古屋駅からなるべく会場のある北に離れており、かつ名鉄と、JRの交差する辺りを地図で探した結果、名鉄味美駅近くにしました。

駅近くの営業駐車場は高いので、初めてアキッパというサービスを利用しました。2日間で駐車料680円と格安でした。安全面で少し不安でしたが、人通りのありそうなところだったので利用してみました。

アパートの空き駐車場でした。

家を出たのは予定から1時間遅れの5時くらいでした。

暑い時季の大会なので、道中でしっかり水分摂取をしました。スタート前にがぶ飲みしては、胃が痛くなり、尿ばかり増え、いいことがありません。

朝食もスタート時間を逆算し早めに食べ、胃に物がない状態でスタートできるようにしました。

味美駅から犬山駅まで電車に揺られること30分。車内にはスタッフと思われる方も乗っておられ、大会会場に近づいていることが感じられました。

受付開始の9時半より早く着いたうえに、スタートは11時だったので、エネルギー補給にロッテリアでタマゴサンドバーガーを食べました。

商品を待つ間、店の外を見るとファストパッカーが何人か通り過ぎるのが見え、いよいよ感が増してきました。

店内でフラスクに買っておいた水とポカリを入れながら気持ちを大会に向けていきました。

駅前の受付近くに行くと、水色のシャツを着たスタッフや、大きな荷物を背負った選手がぞくぞくと集まり始めており、その様子にさらに気持ちが高まってきました。

みんな強そうに見えました。

受付では荷物の重量測定があり、軽さや重たさの新記録が出るたびに歓声が上がっていました。

受付スタッフの明るくて元気な雰囲気や、選手から聴こえてくる話の内容から、殺伐とした大会で無い様子が感じられ気持ちの高まりは程よい緊張感に収まりました。

参加賞にいただいた若岡さんの書籍に喜ぶ余裕もあり、会場の雰囲気を楽しむことができました。

大会のコンセプトを思い出しました。

開会式では、5人と自己紹介をする時間が設けられており、人見知りスイッチを切り替え、近くにいた方とお話しができました。

スタートの11時になりました。ゆるい掛け声とともにゲートをくぐりました。

が駆け出す人はいませんでした。

最初の区間はピクニック区間とされ、犬山城を眺めながら寂光院までの4キロ道を、これもまた近くを歩く方とお話ししながら1時間ほどかけて歩いていきました。

道すがら、互いのカバンの大きさを見てどんなテントを使っているのか、普段どんな山をしているのか話をするのが楽しかったです。

寂光院に着き、スタート地点までの石段ですでに息切れしている人もいて、そこまで大会の難易度が高くないことに少し安心もしました。

12時に再スタートが切られ、合図と共に3人の選手が駆け出し、すぐに見えなくなりました。

ガチの人や、と思いペースアップを考えましたが、マイペースの維持が当面のテーマなので思いとどまり、同じようなペースの方と5、6番手を登りは歩いて、平地と下りは駆け足で行くことにしました。

しばらく一緒に進んでいると、昨年も参加されていた地元の方と分かり、困った時はなんでも聞いてくださいと言われたので、行けるところまで一緒に行こうと思いました。

その方は、他のトレイルランニングの大会だと2、3人と話ししてゴールしたらすぐ帰るような雰囲気なので、こんなふうに人と交流できる大会が好きだとおっしゃってました。

選手からこんな話を聞くことで、大会の雰囲気がより分かりやすく感じられるようになりました。

30分ほどトレイルを進んでいると、スタート前にお話しした方も合流され、そのどちらとも経験者だと分かり、知らない道と配られるアバウトな地図への不安が減りました。

途中、少しペースの落ちてきたお二人に、離れたところから、2箇所道を教えてもらいました。

今回は、レイドライトの赤白テープと東海自然歩道の看板が目印だったのですが、テープは道路建造物と相性が良く特に街の風景に馴染んでおり、白いガードレールに結んであると見落としそうになりました。東海自然歩道の看板も草むらに埋もれていたり、倒れて近くの壁に立てかけられていたりと、大会を楽しませる要素としても機能していました。

(2日目はそれらを見落として20分ロスする場面がありました)

13時ごろになるとひとり旅になっていました。

登りの林道を歩いていると、ゲスト選手の若岡さんが赤いウエアで軽やかに抜いていかれました。

梅雨の時期の山の緑に、赤いウエアが映え印象的でした。

登りの斜度がきつくなる度に、若岡さんとの距離が離れていき、しまいに見えなくなりました。

ここでもマイペースを維持しました。

チェックポイント前で前を走る若岡さんが見えてきました。

チェックポイントでは5番か6番、テントの部やと2番くらい、と順位を言われましたが、

気にせず笑顔で走りきること、マイペーで行くことを意識して、順位を追わないことにしました。

後ろや前ばかり気にしていたら自分のレースができなくなります。特に後ろを気にしたくありませんでした。

このチェックポイントで給水を受ける時、少し先に着いておられた若岡さんが、「順位関係ないからお先にどうぞ」とスマートに順番を譲ってくださいました。

ゲスト選手の余力の幅を感じたシーンでした。

ここからゴールまではずっとひとり旅。

頭を空にして、前に進むことだけ考えて走りました。

喉が乾く前に水を一口ずつ飲み、40〜60分に一度は補給を食べ、食べて5分ほどは進むペースを落とし胃の負担を減らす、を意識的に行いました。

と、その時、小さな段差を下りた右足の足首を捻ってしまいました。

程度としては軽く、疲れが足にきたんだなと、3分ほど休息をとることにしました。痛みが引いたのでまた走り出しました。

すると、あと3キロです!と笑顔で綺麗なお姉さまが三人コース誘導をしておられました。

ああ、あともう少し、

と少し安心し進んでいたところ、木立の間にスタッフシャツを見かけ、集中力が一瞬切れ、

今度は左足首を捻りました。

今度は中等症で痛みが引かず、腫れも出ました。その場でうずくまり、靴紐を結び直し、しばらく休みました。

少し痛みましたが、また走れるようになったので、お姉さまの応援を思い出して走り続けました。

川沿いの走りやすい道で、このままゴールかー、楽だったなあと思っていると、路上にスタッフ2名が見えてきました。

何を言われるかと思うと、登りでーす。登ってゴールでーす。と言われました。

ああ、軽い登りか、と思い速足で登り始めましたが、てっぺんが見えず歩くことにしました。

途中息を整えるために10秒!と決めて休みも取りました。

登れないことはないものなキツイのぼりでした。

3人のお姉さんの笑顔からは想像できない登りで、かつ思ったより長く、まさか迷ったのか!?と思うほどでした。そう思った頃に赤白テープがヒラヒラと見え、道は平坦になり、ようやくお姉さんの笑顔とコースのキツさのギャップに笑いが出てきました。

14:30

1日目のゴール地点アウトドアベース犬山キャンプ場に到着しました。

夜しっかり回復するためなるべく快適な寝床が必要だと思い、気に入った藤棚の下にテントを張りました。

今回はトレイルシェルターに、雨対策のタープを重ねダブルウォール風に張りました。

その後、混まないうちにとシャワーへ向かいました。

3分100円のシャワーはシャンプーと石鹸があり案外快適で、洗濯もできました。

早めにリフィルのカップ麺とカレーの時間でカレーラーメンを作りご飯を済ませ、トークショーを待ちながら徐々にゴールする選手を拍手で迎え、夜の部に備えました。

オシッコが出ていなかったので水分が足りないと思い、炭酸水500mlも補給しました。

〜夜の部へ続く〜

クロスオーバードームf

しばらく使っていないダンロップのテントR326を売り(もう売れた)

更にファイントラックのツェルトⅡロングも手放す予定。

先に売れたダンロップのテントは、先日人に貸したのだけど、汚れたまま返却されてて、その汚れを取るのに手間取ってしまった。

道具を大切にしない人は好きではないので、次から人にお気に入りの道具を貸す時は、よく考えてから貸そうと思った次第。

そして、憧れて買ったツェルトだが、手放す理由は底割れが苦手な事に気がついたのと、使いはじめてからの出来事を思い出してかえって辛くなること、設営に時間がかかること、状況によってはストック持参が必要なことを考えたら軽さのメリットは薄れること、タープとして使うことは滅多になさそうだからである。

緊急ビバークなら別のものでも出来るし。

代わりに、これもまた前から気になってカタログを先日取り寄せた、ヘリテイジのクロスオーバードームfを買う事にした。

クロスオーバードームを買うか、fを買うかだいぶ迷ったが、100g軽いこと、もう2人で寝ることは無いことを考え、完全1人用のfにした。

これで持っているテントは、ファミリー用のVS60と、2人用のVS20、トレイルシェルターと、明日明後日に届くクロスオーバードームfになる。

個人山行での使い分けとしては、

トレランはストックシェルター、

ファストパッキングや沢登りはクロスオーバードームf、

快適テント泊、悪天候に備える時はVS20にしようと思う。

届いたらまた野宿で使ってみて感想書いてみようと思う。

東海自然歩道トレイルマラニックにエントリー

今年は月に一度はトレイルランニングの大会にエントリーしようと思っています。

6月末になにか大会ないかなあ?と探していたら、一泊二日の大会が目に留まりました。

東海自然歩道トレイルマラニック

ステージレース、しかも距離は短く、日常の延長で行けそうな感じです。

TJAR2022を目指すには、レベル的には不足なのでしょうが、他の参加者がいるなかで泊まりを入れたレースを走ったことは無く何か得られるものがありそうです。

7月は、もしかしたらもしかしたら沢登りが入るかもしれないし、と色んな理由を考えてエントリーしました。

野宿も、行って登って泊まるだけで無く、走って宿泊地まで行くなどレベルを上げていこうと思いました。

ファストパッキング用テントについて

現在、ソロで山で寝るための道具として、

①ダンロップVS20

②ヘリテイジ トレイルシェルター

③ファイントラック ツェルトⅡロング

を持っている。

①は、ガッツリ山で泊まるよう

②はTJARに向けたファストパッキングトレーニング用

③は緊急時と沢登り用

と使い分けている。ふと、②について、もう少し快適性の高いものがないものかと思い調べてみた。

中でも気になったのは、Juza Field Gearの販売するL&Eシェルター・デラックスという商品。

なんでも、トレイルシェルターより耐風耐水性が高く、設置面積が少ないみたい。

そこで、L&Eシェルター・デラックス(以下L&E)とトレイルシェルターを比較してみた。

それぞれメーカーのホームページを参照している。

L&Eについては、しっかり張るためにはペグが11本必要らしいので、実際には400gくらいにはなりそうである。重さはトレイルシェルターより100g以上重たい。

ナイロンの強度や耐水圧などの数字だけで見るとL&Eの方が頑丈そうである。

占有面積はラインをどれだけ伸ばしてペグ打ちをするかによるが、L&Eの方が小さそうである。なのに居住面積はこちらの方が大きい模様。

結局、さらなる軽量性と設営と撤収の素早さを取れば、トレイルシェルターに、

一般テントよりは軽く、トレイルシェルターより環境に強くて広いものを取ればL&Eシェルターになる。

理想はどちらも持って使って試してみることだが、決して安いものではなく、他に買うものがあるのでネットで分かる情報の範囲で比較してみた。

とはいえ、一度L&Eシェルター見てみたいものである。

今朝の野宿

昨夜は0時過ぎに家を出て、市内の城山に登り野宿しました。

テント設営を今回は時間を意識して行いました。

4分以内に建てられましたが、強度を維持するためのペグの角度が甘く、横からテントを引っ張ると固定の紐が外れそうになり、慌ててペグを刺し直していると時間がオーバーしました。

次回に反映したいと思います。

さて、エスケープビビィだけで眠れそうだったのでそのまま入眠しましたが、4時ごろに寒くて目覚め、寝袋も使ってもう1時間休みました。

雲海が拡がる中目覚めました。日の出と山並みを写真に撮り、相棒に朝の挨拶と一緒に送りました。

ワッフルを温め、コーヒーで朝ごはんを摂り、登ってこられた方とお話し後、駆け足下山しました。

そのまま明日の沢泊準備の買い物に行こうと思いましたが、まだどこもコンビニ以外店は開いていませんでした。

そこで一時帰宅し、濡れた道具を干し、今このブログを書いてます。

夏は暑いだろうから、もっと高い山で野宿がしたいです。

野宿仲間の出現を待っています。

今日の野宿

野宿と言ってもストックシェルター泊なんだけど、外で寝るから野宿。

今から風呂入って近くの城山に、寝に行ってきます。

家の二階に上がって眠る。そんなくらいの朝飯前レベルに持っていきたい。

そして、夕飯の残りにささっと手を加えて簡単に朝ごはんを食べ、そそくさと帰る。コーヒー忘れずに。

野宿のいいところは、大地を感じながら眠れるところ。体全体が地球の芯に向かって引き寄せられていることを感じながら、短時間でも実にスッキリと休むことができる。

ただし、風が遮られ、暖かな寝袋があればの話し。寒いと、そちらに気を奪われ、地球の云々どころではなくなる。

とりあえず、テント泊を素早く行うためのトレーニングに行ってきます。

今夜はパッキングが上手くいきました。持って行くのは、fpmat125 、ヘリテイジストックシェルター、寝袋、エスケープヴィヴィ、コップ、コッヘル、バーナー、水500ml、冷やご飯、野菜ジュース、固形コンソメ、コーヒー、塩、スポーク、ナイフ、ライト、手袋、雨具上下、ダウンジャケット、そしてこれらを入れるrush28。

昨夜の寝床は山の上。壁ドンやなくて背中ドーン。

昨日の夜は、隣町の城山でストックシェルター泊。

テントシート忘れたけど。

0時登山開始してさっさと寝る。

月明かりが透けて明るいなぁと

思って眠りに落ちる。

6時の目覚まし前に目がさめる。

目覚めがよい。眠れた感がすごくある。強めの風が吹くけど、シェルターは大丈夫。張り方慣れてきたのかも。

まだ月が出ていた。

登山者にご挨拶しながら朝ごはん。キノコスープと、セールで買ったリフィルのカップ麺と、コーヒー。

駆け足下山。

野宿トレーニングおしまい。

思考力落ちた時に、ミスなく設営、撤収するためには、試行錯誤と慣れが大切やなあと学んだ。