渓谷で山と大切な人とそれだけ。そしてそれが全てだった。それでよかった。

全てがただ美しくて、思い出すと涙が出てきそうになる。

傲慢でもなんでも、何があっても、それそのものが、裏も面も全て、私にはかけがえのない大切なもの。夢かもしれないけど、ただただありがたかった。

元祖山になりたい男の、山になるまでの日々。
渓谷で山と大切な人とそれだけ。そしてそれが全てだった。それでよかった。
全てがただ美しくて、思い出すと涙が出てきそうになる。
傲慢でもなんでも、何があっても、それそのものが、裏も面も全て、私にはかけがえのない大切なもの。夢かもしれないけど、ただただありがたかった。
梅雨の晴れ間を使って愛媛県にある石鎚山に行ってきました。
海抜0から頂上を目指す今回の登山。元々は、愛媛出身ながら石鎚山に登ったことがないという友人と登る予定だったのですが、梅雨の真っ只中、前日までの天気予報は雨であり、悩んだ彼はお休みに。
私一人なら沢や雪山で登っているので行かなくてもよかったかもしれませんが、心身ともにそのモードになっており、行くしかない環境でした。
雨でもカッパ着て走るつもりだった私は、土曜日登る予定を1日ずらし、ギリギリまで天気予報を見て行けると判断し出かけました。
結果的にはほとんど雨に降られず、日焼けするくらいの晴天の中、54kmの行程を楽しむことができました。
愛媛に着いたのは0時ごろ。海辺の龍神社をスタートするつもりでしたが、駐車場が近くになく、石鎚神社の近くからスタートすることにしました。寝てなかったので仮眠をとり、走り始めたのは3:43でした。
しばらく西に進み、県道142合線を南下。関門旅館近くにある今宮道から5:27入山しました。今回は古道を行くことをサブテーマとしていました。
多くはないものの踏み跡がしっかりとあり、途中から実線の無い登山道を経由して成就社へ向かいました。
成就着7:40
お詣りを済ませて山門通過が7:46。心配していた雨は全く降っていませんでした。
そこから先は歩きやすい登山道。これまでは使わなかった鎖場も全て堪能し
山頂手前で降りてくる女性登山者に、いつから登ってたのかな?雨の昨夜は泊まっておられたのかな?と想像しながら、あっという間で9:30山頂に。
ガスの中で風が強く吹いており、長居する理由もなく、どうやらまだ越境してはならない期間だったことにラジオに教えて貰っていたので山小屋にも寄れず早々と下山開始。
再び成就に着く頃には青空に強い日差しが現れていました。
下りは違う道で降りようと思い、滝が見れそうな黒川道を選択しました。しかし、成就から出ている地形図上の破線は見つからず、リフト乗り場のおじさんの助言で奥前神寺近くから谷へ向かい道に乗りました。
熟練者向けの道とあるだけに、足元は崩れやすく、頻回に倒木が道を塞いでおり、谷筋ことごとく崩落していて、登りより時間のかかる下りとなりました。
途中にご褒美として山葵群生や滝が見られたのが嬉しい道でした。
下山の少し前には廃村となった黒川集落を通過しました。夜通るには勇気の入りそうな場所でした。
再び関門旅館に着いたのは13:30頃でした。あたりは夏日のようで腕に焼ける感じがありました。甘くて冷たいものを飲みたかったのですが、自販機が無く、予想以上の晴れと溜まった疲労に、この先の自販機がない区間に熱中症の不安を感じましたが、泡立ったお茶と炎熱サプリが鞄にあったので、甘さと冷たさは諦めて進むことにしました。
道沿いに走る加茂川で河原に降りられる場所があったので、全身浸かって冷却し、上着や靴下を川で洗濯しました。
身体が冷めると不安が消え走りも軽くなり、また元気に進み始めました。ようやく現れたお店で特産の酒粕アイスバーを食べさらに回復。
ペットボトルのお茶を買い足し先を急ぎました。
黒瀬湖辺りで雨が降り始めたのでカッパを羽織り、歩きを混ぜ、ついには最上の街中に戻ってきました。
しかし、駐車場まですぐに向かわず元々スタート地点に決めていた龍神社までを、干拓地内の直線道路に心折られそうになりながら走り、SEA TO SUMMITを達成しようとしました。
そして16:25ついに龍神社に到着。
そこから石鎚神社の鳥居をくぐって
17:28トランク開けっぱなしで14時間車を停めていた駐車場に戻ってくることができました。
湯之谷温泉でさっぱりし、コンビニでフルーツを買い食いし、スシローで夕飯、PAで仮眠して帰宅しました。
今日は1日目の夏休みを使って、佐中川に行ってきました。
駐車場からヒルが踊っておりました。
入渓ポイントからすぐの滝を乗り越え、苔に包まれた緑明るい沢を遡行していきます。
淵をのぞいてはアブラハヤの姿にガッカリしながら、ヒルを嫌って川中の石に乗って進む同行者と、高巻きの度にヒルがくっ付く様で、ヒル沢のアブラハヤ沢や!残念!と声に出しながら進みました。
姿の良い滝が連続する点はよかったです。
一日中遊べるかと思った沢も期待外れに終わり、壁尾根を登って早々に切り上げ、ちょっと気になる地元の川を見に行きました。
警報級の雨が降り始めていましたが、竿を出してみると、なんと!イワナが。とても色白のお淑やかで綺麗な雪の斑点模様でした。
25年前にも同じところに居たそうです。写真を撮ってすぐにリリース。
地元の環境にイワナが居たことがただもう嬉しくて、とても愛おしい気持ちになりました。
釣られたら嫌なので場所は秘密です。
脚はヒルの吸血で血だらけですが、この一匹のイワナのおかげで、なんとも心地よい1日でした。
1日といいましたが、まだ終わっておらず、今降っている雨が上がったら、今度はアマゴ釣りに行ってきます。
3人で源流イワナ釣り。
人の匂いなく、入れ食い状態。初めて行った方もすごく喜ばれていた。
早い時間はブドウ虫。
お昼過ぎたら川虫。
詰めで捌いて、壁みたいな斜面をよじ登り林道へ。
走って下り、車を取ってとんぼ返り。
初夏の沢で天国気分を味わいました。
定番の職場近くの公園を11周、約10km。
いつもと違うことは、鍼灸院で治療後であること。治療受けながら、このあと走っていいか尋ねると、問題ないということだったのでランニング。
走った後に疲れる場所や、走りながら違和感を感じる場所は同じだが、なんだかよい感じ。
先日実家に帰ったら、背が伸びたのか?と言われた。凝り固まったところが解され、姿勢が良くなると背が伸びた印象を与えることがあるみたい。
治療でしっかり解して、セルフケアを向上させ、トレーニングによる負荷を高めていければと思ってます。
歩くことや走ることは苦手でないが、懸垂(5回もできない)や腕立てなど上半身を使うことに弱さがあるような気がして、鍛えるべく日常的に懸垂をしてみることにした。
土間にある梁の交点に3年落ちのスリングをかけ、使ってなかったマウンテンバイクのハンドルバーをぶら下げ、抜け落ち予防に洗濯バサミで挟み込み、常設ぶら下がりバーを作ってみた。
山道具取りに行ったり風呂入る前、近くを通った時にとりあえずぶら下がり、懸垂している。
下半身に比べて貧相な上半身がパワーアップするのは、半年後くらいだろうか。クライミングやストックワークの上達に繋がるかな。
連れていきたい。叶うならば、美しき山を美しき谷を、共に見たいと思ってしまった。この気持ちを人はなんと呼ぶのだろうか。
というセリフが夏目友人帳という作品の中にあるらしい。
恋であり、愛なんだと思った。
同じことを思ったことがある。今もどこかで思っている。
夏目友人帳が少しだけ気になった。山になるには遠い道のりであること。
膝の治療に行き、中臀筋ほぐすところから始まり、現在大転子辺りの治療に変わってきている。
今日も行ってきた。
コースは電気刺激と指圧と鍼ともっかい指圧のあるもの。
オプションでウォーターベッドがあるが、こいつは効果を実感しないのでパスしてる。
電気刺激は楽々なのだが、鍼と二回目の指圧がやや痛みを伴う。
鍼の痛みは、痛みというか手の届かないところをクリクリされている不思議な感じで、少しクセになりそうな刺激である。針先が体に深さ5〜8cmくらい入っているそうだ。痛気持ちいいの気持ちいい方の上限スレスレ。
そして二回目の指圧が悶絶もの。肘を使ってズンッとやられる。息を吐きながらなるべく脱力し受け止めようとしている。たぶん慣れていない人は逃げ出すと思われる刺激。
ただ、これまでの治療で良くなっている実感があり、指圧を受けた翌々日くらいからとても楽になるので、それが分かっているから耐えられる。
あぁ、積算すればこんな痛みを長年ケアもせずに体に与えていたんだなぁ、ごめんよーと思いながら受けている。
中毒性のあるこの治療。頼り切らずに今を乗り越えたら、セルフケア充実させて、行かなくてもいいようにしたいと思う。
膝治療開始してから1か月。走ってみてどうですか?と施術者から尋ねられるが、しばらく抑えておこうと思っていて、軽く走った程度の返事しかできなかった。
調子はいい感じです。と。
今日は久しぶりにペースを保って45分しっかり走ってみた。
ここ最近山歩きはしていたけど心拍低めだったので、トレーニングとしては不足していた。
そして、今日の身体の具合だが、治療のせいなのかゼロドロップシューズのせいなのか、身体の重心がやや後ろ寄りに変化していて、しばらく違和感があった。後ろにこけるときのこけ始めの感覚。
治療前は骨盤が倒れていたらしく、それが改善されてきているからなのだろうか?
明日治療に行くから尋ねてみよう。
今日は村の外周と隣村までの往復合わせて3本走った。距離は感覚からして10kmくらい。時間は45分。
週末食べた悪いものは、汗と一緒に抜けたかなあ。
週末は沢暮らしをすべく、沢泊まりと源流釣りの用意をして出かけました。
難無くたどり着いた滝前で昼ごはんを食べ、湯沸かしの間に釣り糸を垂らすとアタリがあり、幸先良いなあと滝上の流れを想像しながら、食後にすぐ高巻きを開始。
巻の途中に、獣臭漂う熊の寝床を見つけ、熊除けに発声しながら先を進む。
竿を出すのはまだ先と遡行してたらまた滝が。補助ロープで登るには手強く、地形図眺めてまた高巻に。標高上げるとまたさらに滝が見え巻を継続することに。大小合わせて予想以上の滝出現率。
ようやく竿を出したらすぐにアタリはあったが、いつもと様子が違う。サイズの割にやたら引く。魚の色が明るい。
で、釣り上げると、鱒!虹鱒である。
水中でも、地面に上げてもビチビチビチビチ。細かくビチビチ。持つとマッチョ。まだまだビチビチ。
岩魚のような潔さが感じられず、やや嫌いに。いや、だいぶん嫌いに。バラしても何度も食いにくる食い意地にまた辟易。
何度釣っても鱒しか釣れない。どうやら岩魚は駆逐されたようだ。師匠曰く、山師が放したらしい。釣る気がだいぶん減衰し、夕飯分釣って納竿。
3時ごろだったが泊地を見つけ、焚火夕飯時間に。鱒はしっかり塩を振り遠火の強火で塩焼きに。悔しいかな味はよかった。
お酒をいつもより大目に飲んで9時就寝。
夜中の1時にテント付近でムカデのような足音がして目覚めたが、気のせいだつたのでそのまま4時までぐっすり。山では早寝早起き楽勝。
行程は長くないからゆっくり火を起こし直し、朝ごはんを食べ6時に再出発。
左俣の滝があると思われるところより少し上流まで尾根を進み、入渓して最溯上。
この沢、岩魚の天国でした。昨日ここに泊まったら良かったなあなんて言いながら釣り上がる。ブドア虫が無くなったが、師匠の獲る川虫やこおろぎを餌によく釣れた。かなり小さな川虫でも釣れた。
2人合わせて塩焼きサイズが11本、尺の刺身サイズが2本。大きいのはさすが全部師匠の釣果。
ライントラブルが何度かあったので反省点がいくつか残る。
左俣を上り詰める前に納竿。岩魚を捌いて、沢水を氷替わりジップロックに入れ、熊笹を抗菌剤にして保冷バッグに詰め下山。下山道は恐れていた藪漕ぎは無く、釣れた魚の重みで肩が凝ったものの、ふかふかで癒しの山道でした。
源流で岩魚釣って、焚火しながらお酒飲んでテン泊して遊びたい人、なかなかおってないなぁ、どうしたら見つかるんやろ、どうやって声かけたらいいのかなぁ?なんて師匠言いながら車を置いたところまで。
梅雨前の緑あふれる週末源流暮らしでした。