桜もち味のチロルチョコ

昼休み半分に削って出かけた訪問診療から帰ってきたら、売店でこんなものが売っていた。

蝋梅や梅の蕾といった自然のものを見てきており、さらにノーガードの疲れた状態に、桜味は効いた。

桜味の好きな人が居たなあ、このチョコ知ってるのかなあ、などと思い出しながら衝動買い。

春のお山に持って行きたい味でした。

準チョコやなしに、ちゃんとチョコやったらもっといいなあ。

薪としての檜

移住してすぐの頃に、近くの川で拾ってきた、ひと抱えほどある木の根の部分があった。

寄生獣のミギーみたいな形で、野焼きで黒く焦げていて、なんだか芸術作品みたいだったから拾ってきていた。

そしてもう7年くらい軒下においていた。

すっかり水分は抜け、硬く引き締まったこの塊を、今日はチェーンソーで切り分け、薪として使うことにした。

切り分けたとき、匂いで初めて檜と分かった。

ストーブに放り込むと、暫くしてオーロラが舞い始めた。

単年乾燥のヒノキはマグマのような塊になり、比較的早く燃え尽きてしまうのだが、しっかり乾燥させた檜は、こんな風に燃えるのかと小さく感動した。点前が新しいヒノキ、奥が7年以上モノ

明日は雪の少ない氷ノ山登山に行ってくる。

中庭でテント。

昨夜は中庭でテント泊。

二階の雨戸がカタカタ鳴るなぁ、

門扉の鍵が、扉が風で動かされるたびにカチャカチャ鳴るなぁ、

風が吹いてるなあ、と普段気にしてなかった音にしばらく眠りにつけなかったが

気がついたら朝だった。

遠くで、飼われているニワトリが鳴いていた。

その家に初めてニワトリが来た時、飼育小屋近くに部屋のある人が、しばらく朝は気が狂いそうだったと言っていたことを思い出した。

湯を沸かしてもずくスープを飲み、最近増えてきた体重を思い出し、今日は太らないようにしよう!と気を引き締めた。

大地を背にするとよく眠れる。

ルナーソロLE

limited editionの略なのか?

購入を検討する中で、メーカーが注文したものより届いた製品の生地が厚かったけど、丈夫版として売り出しちゃえ

と売りに出された経緯があるという情報があったテントlunar solo LEを初めて使ってみました。

金曜日の夜会議を終え、宿泊地に着いたのは夜の0時過ぎでした。

月明かりとヘッドランプが照らす中、YouTubeのルナーソロの建て方動画を思い出しながら、平たいところを探してテントを建てました。

初めてのテントでしたが、ほんの数分で建て終わりました。噂通りの建てやすさでした。

ただ、インナーのバスタブ部分の立ち上がりを機能的な形に保とうとすると、各ガイラインの引く方向やテンションの調整が難しく、フロアの下の地面が落葉や枝などで盛り上がっているとフロアが押し上げられ、地面と同じ高さになってしまいます。

そのままでは雨の跳ね返りがテント内に入ってきます。

なので雨対策を考えるなら、バスタブが綺麗に立ち上がるように、なるべく平らな場所で建てる練習をしておいた方がよさそうです。

特にセンターポールの高さがキーポイントになりそうで、125cmのB.D.ディスタンスカーボンZをめいいっぱい伸ばして使いましたが、あと5センチくらい伸長させたいところです。

それでも何度かペグの位置を少しずつ変えながら張り直し、テント内に入って広さを味わい、寝る準備をしました。

荷物を全部広げてもまだ床面には余裕があり、本当に2人眠れる広さや、70Dのフロアの安心感を嬉しく思いました。

エアマットを膨らませ、ヴィヴィで包んだ寝袋に入り、すぐに眠りに着きました。

目が覚めると6時前でした。目覚ましより少し早く目が覚めました。

結露の話題もよく目にしてたのでフライシートを触ってみると、噂通りでした。テントの上部、換気口辺りは少し大きめの水滴になってました。

拭き取る程でも無いと思い、外を覗くと少し離れたところで鹿が草を食べていました。

ライトに照らされても逃げない鹿に、彼はしばらく前からそこにいただろうことを想像し、少し自然に溶け込めた気がしました。

周りは霧だらけでした。

念願だった土間で湯を沸かし、ラジオを聴きながらフリーズドライのシチューと持ってきたマフィン、ナッツを食べ、食後のコーヒーもいただいた頃には、鹿はいなくなっていました。

テントから出て改めてテントの全景を眺めました。

美しいです。

霧の中にポツンと浮かぶルナーソロ。買ってよかった、、、と独り言が漏れました。

あとはささっと帰宅して、村の用事にでかけました。

今年のテント泊が楽しみになりました。

山で起こること全てに

そこにいることの幸せさを教えてくれた

その人が

いつでも居ることに気がついて

きっとそうなんだろうと思っていたけど

間違いであって

そう思う自分がおかしいのだと思い込もうとして

振り払おうとして

一歩も動けなくなるくらい

山を走り歩き泊まり

そうしてきたけど、結局消えることなく

霜柱のなかにも

霧の一粒一粒にも

水の落ちる音にも

山の匂いにも

寒さにも暑さにも

どこにでも居た。おっちゃった。

ルナーソロLE買ったから、またその中に溶け込みに行こう。

ポテチは週末だけにしておこう。

黒井城を眺める三尾山城跡で小豆ぜんざい

1/4は、三尾山に登りたい!という方々とともに、ぜんざいの材料を背負って、おやつ登山に行ってきました。

小学6年生から50過ぎの方々5名とともに、お喋りしながら1時間で山頂に到着しました。

みかんを前菜に、遠くに見える黒井城や松茸の生えてそうな山など、山頂からの眺めに話が盛り上がるなか、持ってきた茹であずきと栗の甘露煮お餅でぜんざいを作り、ちょっと冷たい風に当たりながら美味しい美味しいといただきました。

ほんと楽しかったって言ってもらえて嬉しかったです。

山の上で食べるおやつは、やっぱり美味しかったです。

自分のこと好きな場所を楽しかったって言ってもらえて嬉しかったです。

冬でもあえて外に出て食べたくなります。

って言ったら同意はあんまり得られませんけれども。

TJAR北アルプスのコースをトレース

I walked along the northern Japan alps from October 20 to 21.とでも言うのでしょうか。

10/20-21と北アルプス縦走に行ってきました。

もちろんTJARのコースを体験するためです。

本来なら19日の0時にミラージュランド出発で行きたかったのですが、どんなに頑張ってもその時間に走るコンディションで到着することが出来ず、かつ荒天予報であったため、19日は昼過ぎにミラージュランドへ車で行き、馬場島までのコースを車で確認することにしました。まだ覚悟がたりないのかもしれません。

また、出発が1日遅れたことで予備日が無くなり、上高地まで行くつもりでしたが、途中下山も頭に置いて進むことにしました。

雨の北陸道をひた走り、

何度も画像で見たミラージュランドの大きな観覧車が見えてきた時は興奮してしまいました。

TJARの記念石碑、開会式会場を目に焼き付け

日本海の水を触りました。

その後は馬場島まで道を確認しながら走りました。

途中、みのわ温泉で風呂とご飯を済ませ、コンビニで朝ごはんを買い、馬場島に着いたのは18時ごろでした。

雨の中キャンパーがいたことに驚きましたが、ライトを付けてトイレを探す私に、向こうも驚いていました。

天気を確認すると21時ごろから雨が弱くなる予報だったので、5時間睡眠後の20日1時を出発に決め車中泊をしました。

レース環境に近づけるには、TJAR標準コースタイムの4時30分馬場島出発が適切だったかもしれませんが、初めてのコースに何が起こるか不安があったのと、どうしても明るいうちにスゴ乗越まで行きたかったので1時出発としました。

20日0時、目を覚ますと雨が弱まっていました。朝ごはんを食べ出発の準備をしていると、新たに2台登山目的らしい車がやってきました。同じくらいに出発されるのかな?と思いましたが、すぐに入眠されたようでした。

予定より20分遅れの1:20登山開始しました。

去年は登頂後の体力セーブを考えず3時間半で頂上まで行けたので、抑え気味で行っても荷物が重いとはいえ4時間ちょっとで行けるだろうと思って登り始めましたが、いきなり予想が崩れました。

スピードが全く上がらず、抑えているつもりなのに登りが脚にこたえます。

秋冬用の寝袋とチェーンアイゼンと、殆どの小屋が閉めていたので水を2L背負っており、パンパンになった40Lのザックが重く感じられました。

早月小屋に着いたのは4時過ぎでした。前回が2時間で到着だったので、1時間も遅くなっていました。

まだ雨は降っており、メリノの長袖、ゴアのレインウェアという服装だと、休憩時には歯がカタカタなる寒さであり、日の出を待ち焦がれながら、早々に表れた疲労感に先が思いやられていました。防寒テムレスが指先まで内部が濡れており、ここでその正体にも気づけました。

身体を動かさないとどんどん冷えてくるので、先に進みました。

辺りが薄明るくなる頃には、雨は霧雨となり、ライトを消す頃には雨は上がっていました。

6時半、剱岳山頂到着です。遅くてショックで、風は強いし寒いしテンション下がり気味でしたが、頂上はチェックポイントなので、訪れ記念撮影。地震があったのか、少し山頂が揺れていました。

ここから先は初めて通るコースです。後半に続く。

クライミット Static V 中綿入り

初のエアーマットを購入しました。

断熱性、値段、重さ、入手のしやすさ、丈夫さを要素に探した結果、klymit社のinsurated static V2、カモフラージュ柄にしました。

事前にインターネットで調べたQ値は4.4と、冬のテント泊で使える値でした。雪上になると心許ない値でしたが、心の友FPマットを重ねれば何とかなりそうだったのでこの問題はクリアしました。

サーマレストやNEMO、SEA TO SUMMIT、bigagnesも候補に挙げていましたが値段(サーマレスト高い!)や丈夫さにひっかかり、候補から落ちていきました。

特に丈夫さについては、表面素材のデニール数を参考にいろんなレビューや商品紹介サイトを読み漁りました。

届いたその日から、早速屋内で使用してみました。

こちらがその様子。

さらには、氷点下の湯俣温泉テント泊で使用しました。

その後も里山テント泊、屋内での睡眠時に使用しました。

現在のところ非常に良い印象です。幅が広く寝袋内でキョウツケの姿勢をしても腕は飛び出ず余裕を持って幅の中に収まります。

朝までマットの外にずり落ちる事はありません。横向けに寝ても底つきはありません。

全く寒さを感じず朝を迎えられます。

屋内ソロテント泊

家族みんなが帰省したので、夕飯は居酒屋へ。山盛り野菜と魚と肉と舞茸天ぷらを食べてきた。酒は無し。年末年始の山籠り前にちょっと贅沢。

隣の人のライン着信音が、2年前にラインが来ると嬉しい人にだけ指定で使っていた音だったので、色々思い出して寂しくなったから、さっさと帰ってきた。これはこれできちんとしなくてはならないと考えながらモヤモヤ。

それはそうと、

年末年始は村の用事をこなしながらなるべく山籠りの予定。

熊が散歩しているみたいだけど。

待ちきれずに家の中で今夜はテント泊。

安定のダブルウォールでいくか、軽量のシングルでいくか悩ましい。

山の道具の事してたら辛さや時間を忘れられる。

自分の部屋

数年前に自宅をリフォームした。

キッチンとつながる土間の一部に、自分の部屋というか、ウッドデッキみたいにして仕切られたコーナーを設けようとしていたけど、予算の都合でカットした。

あえて自分の場所なんて造らなくても大丈夫だと思っていた。

ところが、色々あって家族内の人間関係に以前と違う様相が現れ、自分の居場所が必要になっていることに気がついた。

家が、帰りたい場所から、帰るしかない場所になって暫く経つが、そうなりかけ始めた頃は毎日が不安で辛くて、でも自分ではどうしようもなくて、する事なす事全て空回りで毎日が憂鬱で、立ってるだけで精一杯だったから自分の居場所なんてことまで気が回らなかったけど、

2年ほどこじらせた結果、立ってはいられるけど、笑顔が消え心底楽しくて、生きている!って気持ちが起こらなくなり空虚ーな感じで生きることになってしまい、そんな時に自分の居場所が欲しくなった。

無くなった居場所を探しまくったけど見つからず、その探す気持ちは曲がりに曲がって、結局は自分一人で居られる場所を選ぶようになってしまった。

今その選択の一つとして、家の中に自分の部屋を設けることはできるけど、家の中というところが無理なので、庭先に自分の小屋を建てようかという気持ちになっている。

今思えばキッチンとつながる場所でなくてほんとよかった。

自分の山道具を全部しまえて、寝られて、本が読めて、簡単な料理のできる、断熱性の高い小屋が欲しい。

http://yadokari.net/orchestra/orchestra-57056/