月蝕とアルコールストーブ

先日、安土桃山時代以来の月蝕と聞き、仕事終わりに仲間を集い、春日町にある黒井城後に登ってきた。

みんなと私はお知り合いで、みんな同士は初対面。

すでに始まっていた月蝕のおかげで、それぞれお顔がそんなにくっきり見えず、緊張少なく登山口へ。

自己紹介、山や自転車の話をしつつ山道を、ヘッドランプ持ってる人だとこんな事するにも話が早いなあなんて思い、ゆっくり歩く。

山門をくぐり、時々ライトを消して闇夜を歩き山頂へ。

広い山頂は町の明かりに照らされて、ぼんやりと足元が見え、快適に歩ける場所。

わずかな夜景であっても、初めての景色に感動したり、月の姿の変化に声をあげてみんなが少しずつ知り合いに。

買っておいたお団子と、アルコールストーブで沸かしたお湯でインスタントコーヒーを飲み、すっかり隠れた月がまた現れるまでを眺める。

1人は電話しに離れていって、でも遠くに液晶が見えていて、ほんと気楽な生活の延長みたいな登山風景。

再登場の月は、こんなに明るかったんだと思うほど明るく照らしてくれたので、忘れ物がないか確認しやすかった。

来た時よりは仲良くなったみんなで山を降り、麓の家に迷惑にならないよう、静かに解散。

写真はない。iPhoneでは蝕の姿が全く写らず、小さなピンポン玉、しかもピンボケ。だからお茶の風景をアップしておく。

ロングハイク仲間

彼と会ったのは、2年前の大峯奥駈道を行っていた時でした。

1泊目で泊まった小屋から発った後、休憩の度に出会うようになり、挨拶交わすうちに背負うザックや山の話になり、脚が合ったので共に行動することに。

吉野の駅で終わる予定だった私の旅は、彼の示す柳の渡しまで少し延長され、より意味のある熊野古道の旅となりました。

その半年後、今度は秋の石鎚山系に。空港まで迎えに行き、東赤石山から石鎚山を超え保井野まで。讃岐うどんをたらふく食べてこの旅を終えました。

そしてまた半年後、今度は九州に。九州脊梁3泊4日の山旅へ。球磨焼酎を瓶で持って上がり、球磨川源流の水で割って飲むストーリー性のある旅でした。

先日は、彼の住んでいた北海道を、案内してもらいながらアラカルト登山に。

彼のおかげで行動範囲がさらに広がった。使える技も増えてきた。お互いの事を喋りすぎない歩き友。山の中で標準語と関西弁が進んでいきます。

次は鈴鹿10座かな?高島トレイル、大トレ、奥美濃、飯豊などなど気になるところはたくさんある。彼と歩くと、ただ山で終わるのでなく、地の食べ物を食べ、お酒を飲み山も含めたその地域を楽しもうとする姿に、旅の楽しさってこれだよなあと思わされる。

時間合わせてまた旅に行けたらいいなあ。

Google MAPのバグ?

旅した北海道の山を、地形図で振り返っていると、暑寒別岳の南西の山中に、佐々木建設運輸株式会社本社を発見した。

Google MAPにもしっかり表記される。

衛生写真に写らず、アクセスする道もない。

人里からだいぶん離れたハードな藪だらけを想像させる場所。

山好き社長と社員の、ハードな山行を思い浮かべた。Googleマップに星着けてみたから、そのうち消されるかも。

熊まみれ

ファストパッキングのご飯

大雪山縦走前に準備した食糧について。

ハイカーズデポの土屋さんが雑誌で紹介しておられたポテチラーメンをアレンジしたものである。

無塩ポテチとラーメンは一袋ずつ。そこに大豆肉、チータラ、乾燥野菜、カシューナッツを混ぜてつくる。今回は2泊3日なので、ラーメンの味を変えて3パック作った。

ラーメンの粉末スープで十分に味がつくため、私はポテチは無塩にしている。

これが3つある

アレンジで何を加えるか、飽きをどう回避するかは毎回楽しい悩みで、スーパーの中をウロウロしている。

ラーメンの粉末スープで味をつけ、さらに変化させたい時はカレー粉をかける。

タンパク質をどうやって確保するか、これは毎回大いに悩む。

ベースは大豆肉。

そこにチーズ(裂けるチーズ、チータラなどすぐに溶けないもの)やサラミ、ビーフジャーキー、高野豆腐を加える。乾燥野菜も。

乾燥わかめも、繊維が摂れるから活躍する。

これを以前書いた自作コージーと耐熱袋に放り込み、お湯を注いで二、三分で食べられる。

麺がお腹の中で膨らむため、結構お腹いっぱいになる。一袋で3食賄うことも可能。

だんだん餌食べてるみたいな感覚になるのは、まだ想像力や工夫が足りていないということなのか。

そして、悪天で縦走は変更し、単発登山となりそうである。

アクシオライトが素敵

昨夜は仕事終わって、20時発のオーバナイトランニングに行ってきた。間にキャンプ場で4時間寝たのを除き8時間動きっぱなし。気温は15度から10度の間くらいで動いてないと肌寒かった。

ビバーク泊セットにインサレーション上下と食糧を背負い、舗装路をヒタヒタと進んだ。

着ていたのはティートンブロスのアクシオライト、長袖。下は山と道の5ポケットショートパンツ。靴下はハイカートラッシュ。

このアクシオライトがまぁ快適。

匂わない。ザックの擦れに強い。薄さが走りながらのこの気温帯にぴったり。

帰宅後、炎天下の中子供の運動会を見に行ったが、服はそのまま。

若い父母の中にあっても臭いが気にならない。そしてシルエットは程よく身体に沿い、かといって締め付けず、走っていても止まっていても快適。日差しを遮るのでちょうど良い。

値段もこのブランドにしては高くなく、とてもよい買い物をしたと思っている。

来週末の大雪山ではアンダーとして使ってみようか思案中。

おススメです。https://www.teton-bros.com/products/mens/mob/axio_ls.html

山と道のザックは一部豊岡製

手持のファストパッキング用のザックはどれも容量がだいたい30Lである。

想定シーズンは春夏秋。晩秋から早春までの寒い時期に、3泊以上するとなると、容量がもう少し欲しくなる。防寒着や少し暖かいエアマットなど嵩張る荷物が増えてくるからだ。

そこでネット検索をしていたら、山と道のザックに当たった。

定番だ。

そして公式ホームページを見ていると、あるザックは作られているのが、我が家から近い豊岡市と書かれていた。

なんとまぁ、転売ヤーに買われて、本当に使いたい人が買いにくいあの有名ザックたちが、同じ県内の車で30分位の位置にある場所で造られていることにビックリした。

それまで縁遠く感じていた山と道のザックが、急に近くに感じられるようになってきた。

どんな風に作られているのか一度じっくり見てみたい。楽しいだろうな。買わないだろうけど。あの猫耳みたいなトップリッドが好きではない。

初めての焙煎

地元焙煎所から、毎月豆を買ってコーヒーを飲んでいる。

焙煎にもちょっと興味があって、強制休みの間にやってみた。

すぐ届くAmazonで生豆を買い、石焼き芋用の土鍋で開始。

枝豆と共通する野菜の匂い
お試しパック100g×3 。1550円なり

一通り方法を検索してやってるんだが、爆ぜる音がいっぺんにはやってこない。

あっちこっちで音も大小様々。焙煎ムラがあるんだろうなあと思いながらしゃもじでガサガサ。

匂いはひとまずコーヒーっぽい

時間を測らず、勘のみでやってみた。

色むら甚だしい。

ザルを振りながら扇風機で粗熱をとり、冷蔵庫に2.3分入れて冷まし完了。多分常温で冷やすんだろうけど、早く飲んでみたいからこの辺もセオリー無視。冷ます間に豆カスを掃除。

豆の荒さはザラメほど。少し冷ましたお湯で淹れる。

結果は、かすかなコーヒーの味と、それらしい茶色の色水みたいなのが出来上がった。

美味しくない。かけた時間に比例しない味。

これは修練が必要そうだ。

ひとまず2日置いてまた飲んでみよう。

性格的に、ハマればお店するくらい研究しそう。

朝ごはんクラブで、ゲストに炒り器で焙煎してもらってそれを飲む、なんてのもできるなと行けなかった沢にいる人のことを考えた。

乗鞍の水。これでコーヒー淹れたら美味しいだろうなあ。

ファストパッキングの食器

アイラップと100均セリアで買った保温バッグ

軽量登山をする場合、食糧に関する道具の重さも無視できない。ジップコンテナに保温材を巻き付けたものも使うが、容量を奪ってしまうので、切り詰めていくなら除外したいところ。

そこで見つけたのがこの写真の方法。メリットは薄いし軽いし洗い物が減るところ。

アイラップは耐熱120℃。ここにポテチラーメンやビバークレーションを入れ、更に保温バッグの中に入れ、お湯を注ぐ。混ぜて蓋をして待つこと数分。待つ間に外に出てくる熱で手を温める。薄いお餅や、リフィルのカップ麺も使えそうだ。

保温バッグがある程度形を保ってくれるので自立する点も○。

食べ残しても、袋の口を軽く縛ってバッグのジッパーを閉めたら匂い漏れも無い。

保温性は100均クオリティで程よく放熱するので、猫舌の私には都合がよい。

軽く、折り畳めばどこにでもねじ込める大きさ。フォークや箸で食べるとアイラップに穴が開く可能性があるので要注意。

バッグは、下山後ビールを持ち運ぶのにも使えそう。

現在お盆の北アルプス縦走に向け、道具準備中。これ安上がりで、いいですよ。

書くことがない

商品レビュー投稿は常に読まれている感じである。

最近は話したくない人とは話す機会がぐんと減り、その点は楽である。私の周りから会話が消えている。

けど話したい人とは話せず、業務連絡的なやりとりで終わることが多く、こちらは寂しい限り。

アルトラ オリンパス4について

長所の目立つレビューが検索でよくひっかかりますが、ここはあえて短所を。

メガグリップソールは確かにグリップがよい。安心してどこへでも足を置ける。

が、しかし、木の根の隙間などに足を置くと、その幅広さがために抜けにくい。突然片足がついてこないことがある。

また、メガグリップといっても表面だけで、ミッドソールとは接着剤でくっつけてある。

ここが剥がれやすい。

一足目も二足目も使用距離150kmを超えたあたりから剥がれ始めた。足音に異音が加わるので気色悪い。

理由を考えると、頑丈なメガグリップと、そこまででもないベースとなるミッドソール部分に強度的な差異があるため、摩擦する方向に力が働き続けると接着がもたなくなり剥がれてしまうのではないだろうか。

二足とも小指の付け根の辺りが剥がれてきた。メガグリップの面積が小さく、かつサイドステップ方向に踏ん張った時、力のかかる部分だ。

偶然なのかほんとに短所なのか。

オリンパス5では発生しない事を願っている。