毎日懸垂

雨を理由に走る事が減っている。

先週は全く走っていない。

今続けているのは懸垂。自作の懸垂マシーン、いや懸垂場所で1日最低一回。その場所が目に入ればその都度やっている。

朝一懸垂は血圧が一気に上がる気がして、身体的にはあまり良くない気がしているが、よくやっている。

あとは風呂の前にも。

お陰で、できる回数が2回増えた。手で触って分かるくらい脇の下に筋肉がついてきた。

人生初の逆三角形体型になれるかどうだか。

楽しく続けていこうと思う。

ザックの背負い心地が変わったらどうしよう?服が着れなくなったらどうしよう?が目下の心配事。

山の師匠は釣りの師匠でもある。

その師匠を見ていると、動きに無駄がなく、でも山を愛し、考えにも行動にも遊びがありストイック過ぎず自然体という言葉を感じる。

道具は使いこなされ無駄がない。

ウルトラライトとかファストパックとかそんな言葉がどーでもよくなってくる。

考えて山に行き、経験を重ねて動きも道具も洗練されてくると、自然と無駄がなくなりウルトラな方向に向かって行くんではないかと思える。

言葉先行ではなく、行動先行、行動に至るまでの思いを大切に山に行こうと思う。

多くの利益がある地名

大切な人が生まれた里の地名

時々そこから、やってくる人がいる。

そしてパソコンの画面に表示される。

その地名が気になっていたのは3年前から同じだけど、

今日はうれしさにつつまれて、涙が出そうになった。3年前の弾けた嬉しさでもなく、2年前からの、会えない、繋がらない寂しさでもなく、しっとりと膨らむ優しい明るい気持ちに満たされて、パソコンの画面を見ながら涙が出てきた。

仕事中だったから

振り切って、立ち上がったけど、

ありがとうを何回も心のなかで叫んでいた。

全てが揃った日曜日

渓谷で山と大切な人とそれだけ。そしてそれが全てだった。それでよかった。

全てがただ美しくて、思い出すと涙が出てきそうになる。

傲慢でもなんでも、何があっても、それそのものが、裏も面も全て、私にはかけがえのない大切なもの。夢かもしれないけど、ただただありがたかった。

石鎚山 SEA TO SUMMIT

梅雨の晴れ間を使って愛媛県にある石鎚山に行ってきました。

海抜0から頂上を目指す今回の登山。元々は、愛媛出身ながら石鎚山に登ったことがないという友人と登る予定だったのですが、梅雨の真っ只中、前日までの天気予報は雨であり、悩んだ彼はお休みに。

私一人なら沢や雪山で登っているので行かなくてもよかったかもしれませんが、心身ともにそのモードになっており、行くしかない環境でした。

雨でもカッパ着て走るつもりだった私は、土曜日登る予定を1日ずらし、ギリギリまで天気予報を見て行けると判断し出かけました。

結果的にはほとんど雨に降られず、日焼けするくらいの晴天の中、54kmの行程を楽しむことができました。

愛媛に着いたのは0時ごろ。海辺の龍神社をスタートするつもりでしたが、駐車場が近くになく、石鎚神社の近くからスタートすることにしました。寝てなかったので仮眠をとり、走り始めたのは3:43でした。

しばらく西に進み、県道142合線を南下。関門旅館近くにある今宮道から5:27入山しました。今回は古道を行くことをサブテーマとしていました。

ここまで軽トラ2台に追い越されたのみで
人の気配がありませんでした。

多くはないものの踏み跡がしっかりとあり、途中から実線の無い登山道を経由して成就社へ向かいました。

植林に紛れて電信柱の違和感。

成就着7:40

お詣りを済ませて山門通過が7:46。心配していた雨は全く降っていませんでした。

そこから先は歩きやすい登山道。これまでは使わなかった鎖場も全て堪能し

山頂手前で降りてくる女性登山者に、いつから登ってたのかな?雨の昨夜は泊まっておられたのかな?と想像しながら、あっという間で9:30山頂に。

ガスの中で風が強く吹いており、長居する理由もなく、どうやらまだ越境してはならない期間だったことにラジオに教えて貰っていたので山小屋にも寄れず早々と下山開始。

こんな日でも
社務所では人が働いておられてびっくり。

再び成就に着く頃には青空に強い日差しが現れていました。

葉っぱの向こうは青空

下りは違う道で降りようと思い、滝が見れそうな黒川道を選択しました。しかし、成就から出ている地形図上の破線は見つからず、リフト乗り場のおじさんの助言で奥前神寺近くから谷へ向かい道に乗りました。

熟練者向けの道とあるだけに、足元は崩れやすく、頻回に倒木が道を塞いでおり、谷筋ことごとく崩落していて、登りより時間のかかる下りとなりました。

途中にご褒美として山葵群生や滝が見られたのが嬉しい道でした。

かじってみたらツンとして気分転換に。
この上流にある滝は見てはいけません。

下山の少し前には廃村となった黒川集落を通過しました。夜通るには勇気の入りそうな場所でした。

再び関門旅館に着いたのは13:30頃でした。あたりは夏日のようで腕に焼ける感じがありました。甘くて冷たいものを飲みたかったのですが、自販機が無く、予想以上の晴れと溜まった疲労に、この先の自販機がない区間に熱中症の不安を感じましたが、泡立ったお茶と炎熱サプリが鞄にあったので、甘さと冷たさは諦めて進むことにしました。

道沿いに走る加茂川で河原に降りられる場所があったので、全身浸かって冷却し、上着や靴下を川で洗濯しました。

ハヤばかりで面白くなさそうな川

身体が冷めると不安が消え走りも軽くなり、また元気に進み始めました。ようやく現れたお店で特産の酒粕アイスバーを食べさらに回復。

ペットボトルのお茶を買い足し先を急ぎました。

黒瀬湖辺りで雨が降り始めたのでカッパを羽織り、歩きを混ぜ、ついには最上の街中に戻ってきました。

しかし、駐車場まですぐに向かわず元々スタート地点に決めていた龍神社までを、干拓地内の直線道路に心折られそうになりながら走り、SEA TO SUMMITを達成しようとしました。

長い。長すぎる…

そして16:25ついに龍神社に到着。

足ケアのために軒下を借りました

そこから石鎚神社の鳥居をくぐって

17:28トランク開けっぱなしで14時間車を停めていた駐車場に戻ってくることができました。

今日一番の事件。盗難なく、雨振り込みほぼ無しの奇跡。愛媛の人いい人やなと思った。

湯之谷温泉でさっぱりし、コンビニでフルーツを買い食いし、スシローで夕飯、PAで仮眠して帰宅しました。

佐中川遡行と地元の川に棲むイワナ

今日は1日目の夏休みを使って、佐中川に行ってきました。

駐車場からヒルが踊っておりました。

入渓ポイントからすぐの滝を乗り越え、苔に包まれた緑明るい沢を遡行していきます。

淵をのぞいてはアブラハヤの姿にガッカリしながら、ヒルを嫌って川中の石に乗って進む同行者と、高巻きの度にヒルがくっ付く様で、ヒル沢のアブラハヤ沢や!残念!と声に出しながら進みました。

姿の良い滝が連続する点はよかったです。

一日中遊べるかと思った沢も期待外れに終わり、壁尾根を登って早々に切り上げ、ちょっと気になる地元の川を見に行きました。

警報級の雨が降り始めていましたが、竿を出してみると、なんと!イワナが。とても色白のお淑やかで綺麗な雪の斑点模様でした。

25年前にも同じところに居たそうです。写真を撮ってすぐにリリース。

地元の環境にイワナが居たことがただもう嬉しくて、とても愛おしい気持ちになりました。

釣られたら嫌なので場所は秘密です。

脚はヒルの吸血で血だらけですが、この一匹のイワナのおかげで、なんとも心地よい1日でした。

1日といいましたが、まだ終わっておらず、今降っている雨が上がったら、今度はアマゴ釣りに行ってきます。

尺岩魚と林道ランニング

3人で源流イワナ釣り。

人の匂いなく、入れ食い状態。初めて行った方もすごく喜ばれていた。

早い時間はブドウ虫。

お昼過ぎたら川虫。

詰めで捌いて、壁みたいな斜面をよじ登り林道へ。

走って下り、車を取ってとんぼ返り。

初夏の沢で天国気分を味わいました。

今日のトレーニングと鍼灸治療のこと

定番の職場近くの公園を11周、約10km。

いつもと違うことは、鍼灸院で治療後であること。治療受けながら、このあと走っていいか尋ねると、問題ないということだったのでランニング。

走った後に疲れる場所や、走りながら違和感を感じる場所は同じだが、なんだかよい感じ。

先日実家に帰ったら、背が伸びたのか?と言われた。凝り固まったところが解され、姿勢が良くなると背が伸びた印象を与えることがあるみたい。

治療でしっかり解して、セルフケアを向上させ、トレーニングによる負荷を高めていければと思ってます。

デイリー懸垂

歩くことや走ることは苦手でないが、懸垂(5回もできない)や腕立てなど上半身を使うことに弱さがあるような気がして、鍛えるべく日常的に懸垂をしてみることにした。

土間にある梁の交点に3年落ちのスリングをかけ、使ってなかったマウンテンバイクのハンドルバーをぶら下げ、抜け落ち予防に洗濯バサミで挟み込み、常設ぶら下がりバーを作ってみた。

山道具取りに行ったり風呂入る前、近くを通った時にとりあえずぶら下がり、懸垂している。

下半身に比べて貧相な上半身がパワーアップするのは、半年後くらいだろうか。クライミングやストックワークの上達に繋がるかな。

夏目友人帳

連れていきたい。叶うならば、美しき山を美しき谷を、共に見たいと思ってしまった。この気持ちを人はなんと呼ぶのだろうか。

というセリフが夏目友人帳という作品の中にあるらしい。

恋であり、愛なんだと思った。

同じことを思ったことがある。今もどこかで思っている。

夏目友人帳が少しだけ気になった。山になるには遠い道のりであること。