黒井城を眺める三尾山城跡で小豆ぜんざい

1/4は、三尾山に登りたい!という方々とともに、ぜんざいの材料を背負って、おやつ登山に行ってきました。

小学6年生から50過ぎの方々5名とともに、お喋りしながら1時間で山頂に到着しました。

みかんを前菜に、遠くに見える黒井城や松茸の生えてそうな山など、山頂からの眺めに話が盛り上がるなか、持ってきた茹であずきと栗の甘露煮お餅でぜんざいを作り、ちょっと冷たい風に当たりながら美味しい美味しいといただきました。

ほんと楽しかったって言ってもらえて嬉しかったです。

山の上で食べるおやつは、やっぱり美味しかったです。

自分のこと好きな場所を楽しかったって言ってもらえて嬉しかったです。

冬でもあえて外に出て食べたくなります。

って言ったら同意はあんまり得られませんけれども。

ポテトの素顔

普段化粧をしている人が

すっぴん、その顔が美人で

ときめいてしまった

のと似ている感じで

このポテトチップスにやられた。

味のついていないポテトチップス。

材料は国産馬鈴薯と植物油。シンプルである。馬鈴薯に、遺伝子組換えでない、と書いてあるが国内のどこで栽培されたか定かでないし、植物油、は何の油なのか不明だが、美味い。

塩と安価な油で揚げられ、化学実験的に作られた調味料をまぶしたポテトチップスが溢れる中、そのギャップにやられたのかもしれない。。

かといっていつもすっぴんだとこれはまた違う話になる。

でもこのポテトチップス、家でも作れるやん!と気づいたが、しばらくはこのポテトチップスを食べてみよう。

TJAR北アルプスのコースをトレース

I walked along the northern Japan alps from October 20 to 21.とでも言うのでしょうか。

10/20-21と北アルプス縦走に行ってきました。

もちろんTJARのコースを体験するためです。

本来なら19日の0時にミラージュランド出発で行きたかったのですが、どんなに頑張ってもその時間に走るコンディションで到着することが出来ず、かつ荒天予報であったため、19日は昼過ぎにミラージュランドへ車で行き、馬場島までのコースを車で確認することにしました。まだ覚悟がたりないのかもしれません。

また、出発が1日遅れたことで予備日が無くなり、上高地まで行くつもりでしたが、途中下山も頭に置いて進むことにしました。

雨の北陸道をひた走り、

何度も画像で見たミラージュランドの大きな観覧車が見えてきた時は興奮してしまいました。

TJARの記念石碑、開会式会場を目に焼き付け

日本海の水を触りました。

その後は馬場島まで道を確認しながら走りました。

途中、みのわ温泉で風呂とご飯を済ませ、コンビニで朝ごはんを買い、馬場島に着いたのは18時ごろでした。

雨の中キャンパーがいたことに驚きましたが、ライトを付けてトイレを探す私に、向こうも驚いていました。

天気を確認すると21時ごろから雨が弱くなる予報だったので、5時間睡眠後の20日1時を出発に決め車中泊をしました。

レース環境に近づけるには、TJAR標準コースタイムの4時30分馬場島出発が適切だったかもしれませんが、初めてのコースに何が起こるか不安があったのと、どうしても明るいうちにスゴ乗越まで行きたかったので1時出発としました。

20日0時、目を覚ますと雨が弱まっていました。朝ごはんを食べ出発の準備をしていると、新たに2台登山目的らしい車がやってきました。同じくらいに出発されるのかな?と思いましたが、すぐに入眠されたようでした。

予定より20分遅れの1:20登山開始しました。

去年は登頂後の体力セーブを考えず3時間半で頂上まで行けたので、抑え気味で行っても荷物が重いとはいえ4時間ちょっとで行けるだろうと思って登り始めましたが、いきなり予想が崩れました。

スピードが全く上がらず、抑えているつもりなのに登りが脚にこたえます。

秋冬用の寝袋とチェーンアイゼンと、殆どの小屋が閉めていたので水を2L背負っており、パンパンになった40Lのザックが重く感じられました。

早月小屋に着いたのは4時過ぎでした。前回が2時間で到着だったので、1時間も遅くなっていました。

まだ雨は降っており、メリノの長袖、ゴアのレインウェアという服装だと、休憩時には歯がカタカタなる寒さであり、日の出を待ち焦がれながら、早々に表れた疲労感に先が思いやられていました。防寒テムレスが指先まで内部が濡れており、ここでその正体にも気づけました。

身体を動かさないとどんどん冷えてくるので、先に進みました。

辺りが薄明るくなる頃には、雨は霧雨となり、ライトを消す頃には雨は上がっていました。

6時半、剱岳山頂到着です。遅くてショックで、風は強いし寒いしテンション下がり気味でしたが、頂上はチェックポイントなので、訪れ記念撮影。地震があったのか、少し山頂が揺れていました。

ここから先は初めて通るコースです。後半に続く。

クライミット Static V 中綿入り

初のエアーマットを購入しました。

断熱性、値段、重さ、入手のしやすさ、丈夫さを要素に探した結果、klymit社のinsurated static V2、カモフラージュ柄にしました。

事前にインターネットで調べたQ値は4.4と、冬のテント泊で使える値でした。雪上になると心許ない値でしたが、心の友FPマットを重ねれば何とかなりそうだったのでこの問題はクリアしました。

サーマレストやNEMO、SEA TO SUMMIT、bigagnesも候補に挙げていましたが値段(サーマレスト高い!)や丈夫さにひっかかり、候補から落ちていきました。

特に丈夫さについては、表面素材のデニール数を参考にいろんなレビューや商品紹介サイトを読み漁りました。

届いたその日から、早速屋内で使用してみました。

こちらがその様子。

さらには、氷点下の湯俣温泉テント泊で使用しました。

その後も里山テント泊、屋内での睡眠時に使用しました。

現在のところ非常に良い印象です。幅が広く寝袋内でキョウツケの姿勢をしても腕は飛び出ず余裕を持って幅の中に収まります。

朝までマットの外にずり落ちる事はありません。横向けに寝ても底つきはありません。

全く寒さを感じず朝を迎えられます。

屋内ソロテント泊

家族みんなが帰省したので、夕飯は居酒屋へ。山盛り野菜と魚と肉と舞茸天ぷらを食べてきた。酒は無し。年末年始の山籠り前にちょっと贅沢。

隣の人のライン着信音が、2年前にラインが来ると嬉しい人にだけ指定で使っていた音だったので、色々思い出して寂しくなったから、さっさと帰ってきた。これはこれできちんとしなくてはならないと考えながらモヤモヤ。

それはそうと、

年末年始は村の用事をこなしながらなるべく山籠りの予定。

熊が散歩しているみたいだけど。

待ちきれずに家の中で今夜はテント泊。

安定のダブルウォールでいくか、軽量のシングルでいくか悩ましい。

山の道具の事してたら辛さや時間を忘れられる。

自分の部屋

数年前に自宅をリフォームした。

キッチンとつながる土間の一部に、自分の部屋というか、ウッドデッキみたいにして仕切られたコーナーを設けようとしていたけど、予算の都合でカットした。

あえて自分の場所なんて造らなくても大丈夫だと思っていた。

ところが、色々あって家族内の人間関係に以前と違う様相が現れ、自分の居場所が必要になっていることに気がついた。

家が、帰りたい場所から、帰るしかない場所になって暫く経つが、そうなりかけ始めた頃は毎日が不安で辛くて、でも自分ではどうしようもなくて、する事なす事全て空回りで毎日が憂鬱で、立ってるだけで精一杯だったから自分の居場所なんてことまで気が回らなかったけど、

2年ほどこじらせた結果、立ってはいられるけど、笑顔が消え心底楽しくて、生きている!って気持ちが起こらなくなり空虚ーな感じで生きることになってしまい、そんな時に自分の居場所が欲しくなった。

無くなった居場所を探しまくったけど見つからず、その探す気持ちは曲がりに曲がって、結局は自分一人で居られる場所を選ぶようになってしまった。

今その選択の一つとして、家の中に自分の部屋を設けることはできるけど、家の中というところが無理なので、庭先に自分の小屋を建てようかという気持ちになっている。

今思えばキッチンとつながる場所でなくてほんとよかった。

自分の山道具を全部しまえて、寝られて、本が読めて、簡単な料理のできる、断熱性の高い小屋が欲しい。

http://yadokari.net/orchestra/orchestra-57056/

エアーマットとテントシューズ

週末に長野の湯俣温泉に行くので、

寒かろうとテントシューズ とエアーマットを買った。

テントシューズ は

モンテイン ファイヤーボールフーティー

エアーマットは

Klymit Insulated Static V Kings Camo

どちらも軽さとコスパがキーワード。

感想はまた後日。

丹波 分水界の径 トレイルランニング

丹波には、分水界の径(雲海の径+五台の径)と呼ばれるトレイルがあります。歩くと一泊二日かかります。観光協会から300円の案内地図が発行されています。

この地図を丹波で最も元気な高齢者O氏に頂いたのは、5年前のことでした。

先日、来年のUTMF出場を決めた友人2人とトレイルランナー食事会を開催した際、何かの具合でこの道の話が出てきました。

名前は知っているものの、通しで行った者はおらず、是非行ってみようという話になりました。

インターネットでこの道にまつわる情報を検索しましたが、1日で全行程を行った記録は見つかりませんでした。

挑戦意欲に火がつきました。

12/14、朝の4時に中間デポ地点である水分れ公園に集まり、そこからスタート地点の筱見四十八滝までは友人の息子さん(朝早くからありがとうございました)の運転で向かい、まだ真っ暗な山の中を5時にスタートしました。

標高725mの小金ヶ嶽に到着6:25。

フォレストアドベンチャーの自販機で補給し御嶽793mに到着したのは7:19

そこから栗柄峠まで駆け下り、丹波市と丹波篠山市の市境に入りました。

入り口には道の名前を示すポールが立っていましたが、尾根まで登る道はなく、斜面に刺さる市境の目印を頼りに這い上がりました。

稜線上を走り、御在所山、堂の峰を経て鋸山(のこぎりやま)605mに着いたのは9:45でした。

ここで、この山行のきっかけとなったO氏に、チャレンジの事を伝えるメールを送りました。

頂上からはこれから向かう山々が見えていました。

そこから三尾山を眺めながら等高線の美し黒頭峰を経て、瓶割峠、奥山を通過。

譲葉山594mに着いたのは12:40でした。

この山への登りでだいぶ脚を削ったので、写真の神社社屋で長めの休憩を取りました。

デポの水分れ公園に着いたのは14:40。

曇り予報が外れて小雨が降っており、それぞれレインを着込み、水を補給し、近くのローソンで補給食購入です。

疲労はありましたが、メールを送ったO氏から、迎えに行ってあげるよという返信メールも励みに進みました。

しかし、ここからのアップダウンは予想以上に厳しく、ある者はしばし無口になり、あるものは写真を撮る余裕が無くなり、ある者はグリップを無くして転倒してしまいました。

ゴール後に何を食べるか、普段どんなトレーニングをしているか、どんな補給食が好きか、そんな話で気を紛らわせながら登りきり、後半の山へ突入していきました。

途中由良坂で、転倒したメンバーから打撲した脚の痺れが悪化してきておりリタイアする旨の連絡を受けました。心配でしたが、歩けるという事でしたので先に進みました。

ここでヘッドライト再点灯です。

その後の三日月山への登りは、本日一番の苦しさでした。

独鈷の滝の裏山、鷹取山、五台山を抜け、鴨内峠に着いたのは18:30。

コースの断面図ではここからクロイシ山が最後の登りになるため、水分と補給食を摂り気合を入れて取りかかり、山頂で思わず「ヨシ!」「やった!」という声が漏れてしまいました。

さあ、ここからは下り一本と思っていたのですが、なんのその、小さな、でも心に響く登りが度々襲ってきました。

でももう意地です。登りの度に、これが最後!と言い聞かせ、登りの途中で立ち止まることなく進み続けました。

穴裏峠トンネルの明かりが見えてきた時は、自然と速足になり、「車の音が聞こえる!」とゴールに近い事を確認し合いながら進んで行きました。

私は最後の下りのガレ場は足が保たず、スピードを落としましたが、20時頃穴裏峠にある登山口に到着しました。

思わず同行者とハイタッチか握手をしようかと思いましたが、お互いに恥ずかしがり屋なので「おつかれさん!」と言い合い、ローソンで買っておいたベイクドチーズケーキを分けて食べ、記念撮影をしました。

そして、迎えにきてくださったO氏夫妻にお世話になり水分れ公園に戻りました。

山の中で話題にしたすき家で2人夕飯を済ませ、リタイアされた方に下山報告をし、本日の山行終了としました。

約55kmの行程で15時間を要しました。

いつかまたチャレンジしようと思います。

ふたりの桃源郷

昼休みに読み進めている。

真ん中を過ぎたあたりで、ふわっと

突然好きな人の匂いがした。

本のインクの匂いなのか、私より前に借りた人の匂いなのか。

気のせいなのか。

本の内容と相まって、少し寂しいけど温かな気持ちになった。

映画がDVD化されないかな。

里山徘徊、篠ヶ峰まで。

12/8日曜日、村のゴミ拾いと公民館掃除を済ませ、家族は出かけるというので、またまた山へ行ってきました。

何となくガソリンを使いたくない気分だったので、近くの山から尾根道を繋いで、丹波市で二番目?に高い篠ヶ峰まで行ってみる事にしました。

マイナー過ぎて国土地理院の地図には破線すら入っていません。

5、6年前に歩いたことのある道でしたがいい具合に記憶が抜けており、新鮮さを持って歩けると期待して向かいました。

13:30 鹿柵を開け入山。

夏場なら蚊やヒルやダニの多い登山口も、冬は抵抗感なく入っていけます。

450mの標高差を始めの三角点まで一気に登り上げました。これは荷物を重たくすればアルプス縦走のトレーニングに十分なり得る標高差だなと思いながら歩きます。

今回は12Lのトレランザックに、水1リットル、コッヘルとバーナー、雨具上下、救急セット、防寒着とポケットラジオを入れて登っています。

斜度はこんな具合。

来し方を振り返ると

天気は薄曇りでやや肌寒く、負荷の高い登りですが程よい暑さです。

時折、国道を通る大型車の通過音や工事現場の音が聞こえます。

木々の間から見える隣の尾根や遠くの山に、自分が山の中に、1人いることを染み入るように感じます。この感覚が心地よいのです。

見上げると周りが明るくなり、始めのピークが見えてきました。

お昼ご飯には少し早かったので休まずに進むことにしました。

その先は小さなアップダウンを繰り返し、先週木曜日の山の疲労の残りも引っ張りながら進みます。

以前歩いた時より倒木が多く、走るにはやや不向きな印象でした。

気持ちよく歩いた先に、地形図的に特徴のある分岐点まで来たので、お昼ご飯にしました。

今日はリフィルのどん兵衛に、家にあったシーチキンをトッピング。湯が沸くまでの間にクラッカーをいただきます。20分ほどの休憩をはさみ再出発です。

と、ここで小雨が降ってきました。レインを着るかどうか迷う雨足でしたが、ラジオからは一時的な雨と聞こえたので着ずに進むことにしました。

重大な結果に至る前に引き返すことのできる低山で、このレインを着る着ないの小さな判断を繰り返すこともトレーニングになると思っています。

続いて訪れた二番目の三角点では、向かう山頂にコンパスを合わせたために降りる尾根を一つ誤りかけましたが、地形的におかしな事に気がつき、迂回するような形でついていた正しいルートにすぐに復帰することができました。

この正しいルートが中々曲者で、イバラだらけで進むのに苦労し、服に穴が空く前に途中から尾根を少し外し、植生の薄い場所を進みました。

篠ヶ峰に着いたのは17時。スタートして3:30経過していました。

篠ヶ峰頂上には、隣町から舗装路が伸びてきていますが、そこを下ると自宅まで20km近いロードランが漏れなく付いてきます。

そこで、辺りは暗くなりかけてましたが、地形図を見て、下山最短ルートを行く事にしました。この山の規模なら、今から通ろうとしているルートは地図を見てもそうですし、ロープが無いと下れないような崖や滝は無さそうです。コンパスで下山ポイントに角度を合わせ進みました。

ガレガレの岩場を下っていると、ピンクテープが所々に巻かれていました。恐らく同じように最短ルートを行き来する人がいたのでしょう。ライトの明かりでガンガン下って行きました。

気をつけなければいけなかったのは、この下りには鋭い棘の生えた木が多く、支えに掴む前に一々確認しなければならなかった点でした。

何度か渡渉を繰り返し、思いの外綺麗な水に感動しつつ、無事破線の付いている林道まで辿り着きました。

林道を下り着ると神社があり

そこからはゴルフ場脇の舗装林道を走り娘の「とうちゃんまだか?」メールに返信しつつ帰宅しました。

帰宅したらズボンと靴が泥々でした。

こんな日常の延長にあるような、派手さの無い登山がお気に入りです。