家の中で焚き火感覚

服部文祥の動画を見ながら、薪ストーブに当たっていた。すると、沢泊で寝る前の、焚き火で服を乾かし熱を蓄えている時のような錯覚を覚えた。

ご飯でお腹いっぱいで、火にあたりながらうつらうつらしている時の満ち足りた感覚。

週末は冬山だけど、春のイワナと沢登が待ち遠しい。服部さんみたいにな山旅を、同じ感性の人としてみたい。

TJAR2022

過去に医学部を目指していたことがあった。

初めは本気で目指していた。けど途中から勉強が分からなくなり苦手になって、それでもできない自分を認めたくなくて、その夢にしがみついていた。しがみつくふりをしていたのかもしれない。現実から目を背けていた。そうするしか生きていける方法が分からなかった。

医学部を目指している

という自分でいることで、またやれるかもしれない可能性を残していることを他人に示すことで自分を保っていたのかもしれない。

気づけば看護大学を卒業し、挫折しながら看護師として働き、後保健師として働き、家族ができ、いつのまにか40歳になっていた。

37歳の時、とても大切な人に巡り合い、そして失った。その人のおかげで受け入れてこれなかった自分のこれまでを認めることができ、それは生き返ったかのような感覚だった。けどその人と、その人との関係を失った。

そのショックから死にそうになる程苦しくなって、その苦しみは広がりいろんな人との関係を断ち、家族からも離れて一人の世界に入っていった。

そんな時にTJARの存在を知り、純粋にこれを走りきれる人になりたいと思った。出場しゴールする人をかっこいいと思った。

このレースが、結局何も成し遂げてこれなかった自分が、もう一度頑張ればなんとかできそうな範囲の最大限のところにありそうな目標に感じられた。

そして、失った人が決して来ないであろうTJARという世界に身を投じようと思った。

自分が本気でやって、失ったものからより遠いところで目標を達成することをやってみようと思った。

そう思ってから2年近くが過ぎた。

確かにより遠くへ自分の脚で行けるようになってきた。山で寝泊まりする経験も積めてきた。ただ、まだまだスピードや困難な状況の経験がなく、到達できない目標であることが明確なままである。

なのに、変な意地からボーカルトレーニングを始めてみたり、英語教室に通ってみたり、車通勤で基礎体力の維持をサボったり、どうも目標から遠ざかる行為ばかりしてしまっている気がしている。

今すべきは走力の向上であり、毎日身体のコンディションを整え、家族の役割をそれなりに果たしつつ、しっかり働いたうえで山にいる時間や機会を増やすための努力である。

なので一旦自分のすべきことを整理し、もう少しTJARに向けて時間を作り出すことをしてみようと思う。

まずは12月の発表会でボーカルトレーニングは休止する。

睡眠時間を確保し、集中して日中と勤務後のトレーニング、ケア時間を確保する。

この2点をまずはやってみようと思う。

TJARに出るためには、まだまだ出来ることが出来ていない。このままだと、20年前の医学部を目指していた自分の繰り返しになってしまう。

テント更新

ルナーソロLEから、ダブルウォールの軽量なものが欲しくて、ニーモ ブレイズ1Pへ。

居室は狭くなるがどんな感じか。

届き次第中庭テント泊で試してみたい。

K2プラスⅢ

新たにザックを買った。

中古だが、使用頻度は少ないようでとても綺麗な状態である。

マジックマウンテンのK2プラスⅢ。2600円。

少ないパーツで構成されており軽量である。生地は丈夫で必要な強度は十分に保たれており、容量もファストパッキングなら2泊3日は余裕でこなせそう。ショルダーパッドも適度な厚み。背面パッドも同様。

背負ってみてすぐに気に入った。

一度自分でザックを縫ってから、ゴテゴテしたザックは必要ないと気づき、だんだんと好みがこのようなものになってきている。

一応の用途はイワナ釣り。テント泊でも使ってみたい。来年の春が楽しみである。

六甲縦走 往復

11月20〜21日にかけて、友人と六甲縦走往復に行ってきました。

91.9kmを22時間23分。

よーく疲れました。ほんとに。

今回痛くなった所が弱点なので、またトレーニングで意識的に強化していきたいです。

階段トレーニング

職場の近くに、市内トップクラスの斜度と長さを持つ階段がある。

ダッシュで登ると、3本目からは歩きが出てきてしまう。

昨夜、仕事終わりにそこへ行ってきた。

興味のある人を連れて行き、一本目はその人を背負って登ってみたら、かなり足腰に効いた。ひっくり返ったら滑落レベルの斜度なので最後の方は緊張した。

2本目はその人と共に、臀部やハムストリングを意識して、お尻で登るための神経回路を作動させるべく、ゆっくりと、速さより動かしかたを大切にして登った。

私は前回のトレランで、疲れてくると右脚を持ち上げる時にやや膝が外を向く癖があることが分かったので、なるべく真っ直ぐ動かす事も意識した。

同行者は臀部を意識した歩行は初体験だったようだが、すぐに要領が飲み込めた様子で、綺麗な動きで登っていた。途中、膝がプルプルする!と言っていた。持久力がつけば追い越されそうである。

そして、動かし方に集中する事で雑念が払われ、仕事であった嫌なことを忘れるリセットの時間を持つことができると、互いに再認識できたこともよかった。

2本で終了とした。

一本目が効いていたおかげで、短時間であったがかなり有意義な時間を過ごすことができた。

身体を動かすことはとても楽しい。

FERRINO Sintesi 1 を娘に進呈

先日メルカリを眺めていたら、見たことのないテントが出品されていた。

日本ではまだ取り扱いの少ないフェリーノのソロテント、Sintesi 1 であった。

日本語検索をしても情報は少なく、YouTubeに建て方動画が見つかったくらいであった。

愛用サイト『アウトドア登山ガイド』にフェリーノの他のテントが紹介されていたが、ソロテントは載っていなかった。

価格が安く、使用回数は一回とあり、総重量は1kgを切るとあったので物は試しと購入してみた。

届いた商品はペットボトル1L容器ほどのボリューム。

早速建ててみた。

設営は簡単。形から建て方が自ずと見えてくるもので、非自立式だがすぐに建った。ペグは最低5箇所で、正確に張ると8箇所となる。

シングルウォールで、天頂部から頭側に通気孔をカバーする形で布が覆い被さりほんの一部がダブルウォールとなっている。

本体のつなぎ目はシームテープが施されており、入り口はメッシュと本体地の2枚で構成されている。

中で横になってみると、入ってくる音が厚みのあるテント地を通したもので(70D)、初めてソロテント泊するのに安心感が高いと感じた。

張り綱が比較的短く占有面積が少ない。

頭よりに横になれば、足元の寝袋が天井につかえることがない長さがある。ただ、あぐらをかいて座ると頭が天井につく。耐風性向上のためか、1kgをきるためなのか天井は低い。調理するなら縮こまるか、雨の当たらない外に出た方がよさそうである。

足下頭元両サイドに十分な物置スペースがあり、テント外に荷物を置かなくてもよい。脱いだ靴は前室が無いのでテント内に入れることになる。

張り終えたら子どもたちが中に入って遊び始めた。

元々娘にあげようと思っていたので、中庭テント泊を提案すると小五の娘が手を挙げた。

朝起きると結露に驚いた様子であったが、一晩ぐっすり眠れたらしい。鳥の声で目が覚めたと家の中に入ってきた。

とても気に入って貰えたようで、そのまま娘に進呈した。しばらくは、このテントと共に大きくなってもらおうと思う。

keen エクスプロール ミッド

友人がトレッキングブーツを買うのに立ち会った。

その人がその靴でこれからワクワクするところにたくさん立つのだと思うと、自分が靴を買うのより嬉しかった。

どこに行く事が多くなりそうか、普段どんな靴を好んでいるのか、ミッドにするか、ローにするか、防水性やソールの硬さなどについて提案することができた。ギアについて体験を通して得た情報を活かすことができた。

自分の好きなことで人の役に立てて、喜んでもらえるって、自分にとってすごく嬉しいことなんだなと思った。

FERRINO Sintesi 1がテントの仲間入りの予定

今新しいテントとして気になってるのは、テラノヴァのソーラーフォトンか、ビッグアグネスのフライクリークHV UL2。

どちらもダブルウォールの自立式で極軽量。

いろんなテントを調べていたら、フリマでこんなのが。

FERRINO Sintesi 1。6500円。

フェリーノはザックやウェアは日本で売っているが、テントは取り扱いが無いようで、検索しても何も出てこない。

レビューも無い。

けれども本体は1kgをきり、フライもフロアも70Dと頑丈そう。

外国語の建て方動画を見てとても簡単なのがよく分かった。そこで買ってみることにした。

今度は使ってみたレビューを投稿します。

フェリーノ シンテンス1

村内周回ジョギング

目覚めはテント内で、よくある土曜日の始まりを迎えられました。

その後は村の神事に引っ張られ、動くに動けず腐りそうな一日になりかけてました。

金曜夜の焚き火宴会のために、胃腸活性度は下がっていたのもマイナス要素でした。

9時に行う予定だった神事用の幟立が雨で15時に変更されたのが朝7時。

そこに向けて早めに目を覚まし、行動していたのでちょっと出足を挫かれた感じでした。

15時って微妙な時間です。買い物に行くと焦って帰らなければいけないし、とにかく動きづらい。

外はシトシト雨で山には行きにくく、行ってもすぐに帰らなければなりません。

なんてウジウジしてたら特に何ができたのでもなく14時を回っており、渋々幟立へ。

2時間ほどで作業は終了。

したいことは何もせず、ダラダラ過ごす休みという苦手な奴を実践していました。

この休みを奪われた感がとても嫌いで、心が荒れてきておりました。

TJARやUTMFのDVDを見て心をなだめ、内容に励まされたので、ジョギングをすることにしました。

村内にはアップダウンのあるちょうど1000mくらいの周回コースがあり、街灯のおかげでヘッドランプ無く走ることができます。

そこをぐるぐる10周。

重心や体重を体の真下に落とすことを意識し、左脚を意識的に右脚より前に出す感覚を試しながら、右回りと左回りで半々に、アルトラ ローンピーク内の足指の動きも感覚に捉えて走りました。

最後に坂ダッシュ日本を入れて締めくくりました。

家に帰る頃には心がスッキリしており、嫌いな休みの過ごし方をした事を忘れることができていました。

今日は神事本番。子ども神輿の巡行付き添いもあり、何を昼から行って心のバランスを取ろうか、この文章を打ちながら布団の中でモゾモゾしています。